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保育所増設進むも…待機児童解消計画の課題

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保育施設あれこれ

 最初に厚生労働省と東京新聞の調査の違いとなっている、認可保育所と認可外保育施設、そして東京都独自の制度である認証保育所の違いについて見ていきましょう。

●認可保育所

 認可保育所とは、児童福祉法に基づいて国が定めた設置基準を満たし、各都道府県に認可された施設のことです。定員数や施設の面積、設備、職員数など細かな条件をクリアしている必要があります(保育所設置認可等の基準に関する指針)。施設の開所時間は11時間を基本としています。保育料は保護者の所得額によって、また、子の年齢によって各々異なりますが、上限が設定されています。0歳児クラスの方が3歳児クラスよりも保育料が高く、3歳児クラスよりも5歳児クラスの方が保育料が安い。つまり、手がかからなくなる年齢になるほど保育料は下がっていく仕組みです。

●認可外保育施設

 認可外保育施設は、国の定める設置基準を満たしていないものの、各都道府県に届け出をして認められた保育施設。「無認可」と呼称される場合もあります。施設面積や設備、職員数など前述の基準を満たしていないため認可は下りないわけですが、一概に「認可よりも質が悪い」ということではありません。認可保育所に比べて保育料の高い施設が多いですが、小規模保育など独自の保育指針を立てている施設もあり、認可外保育施設を選択する家庭もあります。また、企業が自社労働者のために設置する事業所内保育所や、看護師等を利用対象とする病院内保育所もこの区分です。

●認証保育所

 東京都独自の制度で、認可外保育施設の一部。都民のニーズにこたえる形で独自の基準が設けられており、駅前に設置されるタイプと、小規模・家庭的タイプの二種類があります。こちらも上限は定められているものの、料金は各施設が自由に設定できるため、認可保育所に比べると保育料の高い施設が見られるようです。保護者は区市町村に申し込むのではなく、利用希望施設に直接申し込みをして契約します。また、すべての認証保育所は13時間以上の開所を義務づけられています。

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ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか