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働く女性の、共働き婚を応援する画期的な婚活サービス『キャリ婚』/川崎貴子・金沢悦子インタビュー

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川崎貴子さん、右:金沢悦子さん

左:川崎貴子さん、右:金沢悦子さん

 「キャリ婚」という新しいサービスが、この11月から始まった。キャッチコピーは「働く女性に、納得の出会いを。」だ。messyでもおなじみのAV監督で作家・二村ヒトシさん、女性の転職支援サービスを展開する株式会社ジョヤンテ代表取締役の川崎貴子さん、女性向け教育研修事業をおこなう株式会社はぴきゃり代表取締役の金沢悦子さんという三人が監修した、婚活サービスサイトである。

 従来の婚活サイトと大きく異なるのは、共働き志向の男女に限定していること、男性は登録無料で女性会員が登録料金を支払うこと、男性会員になるために面接を通過する必要があることなどだ。これだけでも随分と画期的なシステムだなと思うが、なぜこのサービスが生まれることとなったのか。川崎さん、金沢さんにお話を伺った。

――このサービスは、お二人が定期的に主催している、女性を対象にした婚活グループワーク「魔女のサバト」での要望が背景にあるのですか?

川崎 そうですね。実際に「魔女のサバト」の会員女性たちから、「グループワークを通じて自分の本当の価値観・結婚観とか、それまでぼんやりとしかわかっていなかったものの輪郭を自覚するようになって、婚活を本格的にしてみたんだけれど、どうにもうまくいかない」……という声が多くありまして。巷にたくさんある婚活サイトに登録してみるんだけれど、なかなかマッチする男性には出会えない。しかもそこには既婚男性や遊び目的の男性が混ざっていたりするんですね。これは女性側からだけじゃなくて、男性側からも聞く話で……昨日もある独身男性から聞いたんですけど、ある有名なマッチングサイトについて「あそこ本当に入れ食いだよ」って聞いたと。

――入れ食い?

川崎 結婚したい女性たちが集まってるから、男はそれをちらつかせるとすぐ「遊べるよ」よ、って。

――うわ、それは結婚詐欺じゃないんですか?

川崎 ほんとに許せませんよ。サバトの子たちからも、カウンセリングで出会った女性達からも「彼、独身だと偽って本当は結婚してました」とか、「婚活サイトで出会ったのにネットワークビジネスでした」とか悲しい相談を度々受けて……それで本当に憤慨しましてね。

金沢 ふざけんなー!って。

川崎 だから、安心して婚活できる場所を作りたいね、というのが立ち上げ動機です。

――リリースまでの準備期間はどのくらい?

金沢 ちょうど1年ですね。去年の夏ごろに「やっぱやんなきゃだめだよ!」「やりますか!」って。そこからシステム会社を探したりサービスの中身を考えたりということをして、この11月にベータ版をスタートさせました。

――サービス内容が、一般的な婚活サイトとだいぶ違うように思いました。

川崎 スタッフが提示条件に基づいて「この人とこの人」ってマッチングすることはなくて、登録男性は全部、私たちが面接をして、推薦コメントを載せるんですよ。会員になった有料の女性だけがその人たちを見ることができます。

――そして女性が、価値観の合いそうな男性を選ぶ。

金沢 はい。最初の選択権が女性側にあるんですね。身長とか仕事内容とか年収とか、そんな情報じゃ自分に合う人かどうかなんてわかりませんよね。特に、結婚しても働きたい女性の場合、普通の婚活市場だと相手が共働きを良しとしてるかどうかがわからないじゃないですか。それで付き合ってみて、時間の無駄だった~みたいなことが起こり得るので、そこも割愛できるように、共働き志向の男女に限定しています。

川崎 男性は無料な分、面接があります。まず重要なのは、本当に独身であるかということと、すぐに結婚したいと思っているのかの二点。結婚に対してのコミットが出来ているかどうかです。また、共働き推奨というのは、あくまでも夫婦2人が一緒に働いて家事も育児も協力しながらやっていくこれからの夫婦のモデル像、として考えているので、あからさまに奥さんの収入を狙っていたりとか、自分がちゃんと自立していない人……家事も出来ないしやる気もない男性とかは違いますね。自活出来ている人同志が結婚するから共働きと言えるのであって、どっちかに寄りかかるっていうのは無しですよ、っていう。それは女性側にも言えることですが。
その価値観にそぐわない人だったり、差別的な感覚が強かったり、実は女性のことを憎んでいたりとか、支配的だったりとか、あとはコミュニケーションがちゃんと取れない男性は、サイトに載せることはできません。私を筆頭に面接官たちが強面なんで(笑)、そのうえ登録希望の男性は私たちより年下の人が多いので、面接ではすごく緊張されると思うんですね。それでもちゃんと自分の意志を伝えて、結婚に対して真摯に向き合っているかどうかを見てますね。

――怖気付いちゃう男性はダメですか?

金沢 怖気付いてもいいんだけど、怖気づいたときに一生懸命ことに当たろうと出来るのか? みたいなところですよね。怖いながらもその緊張を乗り越えて、ちゃんと自分のことがしゃべれるっていう。結婚以前の問題ですよね。

川崎 答えにくい質問をされても、ムッとしないとか。

金沢 たとえば直近の恋愛の話とかを聞くんですね。そういう時にちょっと本音というか、本心が出ますよね。「踏み込んでくんなよ」みたいなオーラ出す人もいますし。

川崎 過去の恋愛から学んでいなかったり、反省していない方は、結婚はまだ早い気がします。これまでの経験を通じて、自分に合う人はどういう人で、どういうコミュニケーションを取れなかったから別れちゃったんだっていう客観的な判断が出来ている人かどうか。そういうところをチェックさせていただいて、面接を通過した男性には推薦コメントを書いて、プロフィールを掲載させていただくシステムですね。

金沢 そのほかにも、自分だけしゃべらず交互に会話が出来ているかとか、色んな話題を振ったときの返しで視野の広い人かどうかとか。

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