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タモリと蛭子能収の唱える「友達不要論」の微妙な違い

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田辺エージェンシー公式サイトより

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 仲間外れやシカトなどのいじめに悩んだ元学生、そして今まさにその問題に直面する現役学生諸君。楽しそうなおじいさんことタモリの「友達なんかいなくてもいい」という言葉に、励まされる人は多いのではないだろうか。

 12月19日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演したタモリは自身が人見知りであることを明かし、「友達も少ない」「友達なんかいらないって」と語り始めた。中居正広から「友達はいるでしょー」とツッコまれても、童謡「友達100人できるかな」が嫌いで、友達の多さなんかで人生を決めるな、多い方が勝ちみたいに決めつけるなと語った。現在はむしろ友達をどんどん厳選、数を減らしていっているそうだ。

 長く業界の第一線を走ってきたタモリに“知り合い”は多くいるだろうし、そもそも捨てるほど「友達」がいる、つまりわずらわしい付き合いが多いため、あえて厳選しているのかもしれない。ただタモリの言葉に励まされた視聴者は少なくないようで、ネット上で、「確かに友達が多い方が偉いという風潮は気持ち悪い」「日本のぼっちを笑う文化どうにか消えないかな」「友達至上主義に何もいいことなんてない」等と意見が交わされている。

 友達が多いほど偉い、リア充、というイメージがあることは否めない。とくにSNSなどの普及で友達の数を可視化できるようになってからはそれが顕著で、FacebookやLINEの友達の数、Twitterのフォロワーの数を自慢する人は多くいるようだ。テレビで一般人がラインの友達の数を公開し、3桁なのに「少ないですよ」「普通ですよ」とインタビューに答えている様子が放送されると、毎回ネットで物議を醸している。

 マイナビが2015年に調査した大学生のLINE登録友達平均人数は68.3人。10人くらいと答えた人が全体の約20%で一番大きな割合を占めていたが、100人くらいという人も8%近くもおり、「10人くらい」「20人くらい」という解答に次ぎ3番目に多い答えだった。ちなみに人間が親しくできるのは5人までだという説もあり、脳科学的にも友達の数の限界人数はあるとも論じられている。また、何をもって「友達」と定義するかも個々で違いがあるだろう。

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