社会

性犯罪の多発場所、強姦は「屋内」 強制わいせつは「屋外」という傾向

【この記事のキーワード】
Photo by  Katie Tegtmeyer from Flickr

Photo by Katie Tegtmeyer from Flickr

 性犯罪、とりわけ強姦(レイプ)は、夜道や人気のない場所で行われているような印象を持たれがちですが、実際の性犯罪はどんな場所で起こっているのでしょうか?

こちらは 『平成27年版 犯罪白書』の「第6編 性犯罪者の実態と再犯防止」にて発表された、平成26年における強姦、強制わいせつの認知件数の発生場所別構成比です。

ぱっと見て、強姦と強制わいせつとでは発生場所の割合が大きく異なっているのがわかります。

 強姦は、「住宅」が47.0%と全体の半数近くを占めています。「ホテル・飲食店等」が22・2%「交通機関等」が5.0%で、合算すると7割以上はいわゆる“屋内(室内)”で起こっている模様です。強姦は、実際はその多くが“顔見知りの犯行”であることを踏まえれば納得がいきます。加害者にとっては、他者の目が行き届かない屋内で被害者への接近が可能なら、いつ目撃や通報があるかわからない「屋外」よりもずっとリスクが低くて犯罪を遂行しやすいと考えられるかもしれません。

 他方、強制わいせつは「屋外」が53.6%と半数以上を占めていて、強姦とは対照的な結果です。強制わいせつの“わいせつ”とは性交に至らないキスやペッテイングのことを指しており、こういった行為は加害者側が性器を露出せずに行うことが可能なため性交に比べて“屋外でもやりやすい”との判断がはたらくのでしょうか。

 今回紹介したデータでは、強姦と強制わいせつとでは多発場所が対照的ともいえる結果になっていますが、ひっくるめれば「性犯罪は屋内でも屋外でも、どこでも起こり得る」ともいえます。屋外で強制わいせつを経験した被害者にとっては「どこで何をされるかわからない」と外出自体に恐怖を感じるでしょうし、住宅やホテル・飲食店等の屋内で強姦被害に遭った場合もその空間に足を踏み入れることが苦痛になるのではないでしょうか。いずれにしろ性暴力は、その後の生活や人生にも多大なダメージを与える犯罪です。

性犯罪の非親告罪化が問うているのは、私たちの態度ではないか

東大生による強制わいせつ・暴行事件は、「エリート男子学生」という立場を狡猾に利用した性犯罪

中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

[PR]
[PR]
実録 レイプ裁判 法廷で暴かれた犯行現場 私は絶対許さない 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由