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モラハラ報道も出たココリコ田中と小日向しえの離婚、「父親親権」が母親の不貞と決め付けられるなぜ

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ココリコ田中直樹

しえには千秋と一緒に「元妻」で年末に出てほしい(画像:DVD「リセット」)

 5月2日、ココリコの田中直樹(46)と小日向しえ(37)が離婚したことを発表した。ふたりはバラエティ番組『ココリコミラクルタイプ』(フジテレビ系/2001~07年)の共演ガきっかけで03年6月に結婚、12歳の長男と9歳の次男がいる。結婚から約14年での離婚となったが、「親権は父親である田中が持つ」と公表されたことから、悪質なデマや憶測が広がった。

 未成年の子供を育てる夫婦が離婚するにあたって、ほとんどのケースが、母親が親権を持ち一人親家庭として子供の養育にあたる。たとえば厚生労働省がおこなった「離婚に関する統計」(平成20年度)によると、親権と監護権を夫婦で分けるケースもわずかにあるが、どの年代の夫婦も妻8:夫2ほどの割合で妻が親権者となって子供を養育していることがわかる。なぜそうなるのかというと、基本的に父親のほうが仕事による家庭不在時間が長く、新生児期から母親が育児の中心になる家庭が多いからだろう。社会の慣習によるものといえる。

 しかし、母親側の過失(不貞や借金など)が離婚事由だったり、父親側に経済的な不安はなく適切な養育者(祖母など)もいるために、父親の元で子が生活するケースもある。ゆえに、小日向ではなく田中が子供の親権を持つという報道から、「浮気して夫と子供を捨てたのでは」といった根拠のない噂がひとり歩きで拡散していった。これが事実であってもなくても子供を含む当事者たちはその情報が“噂”としてネット上を漂うことで傷つけられるだろう。また、前出のような事例から「子供は母親がみるもの、父親が親権を持つのはイレギュラー」という認識が広く世間に浸透してしまっているが、シングルファザーがみな同様の事情を持つわけではないという当たり前のことも一応記しておく。夫婦で話し合って、合理的な結論として「父親が育てる」と取り決めるケースだって当然あるだろう。「母親が育てるのが普通だ」と決めてかかっていたら、そうしたケースがあることすら理解できないかもしれない。

 さて、ゴールデンウィークも明け、各週刊誌が「離婚の真相」なる記事を出し始めた。「週刊文春」(文藝春秋)と「女性セブン」(小学館)、いずれも“小日向の友人”が証言者として登場し、不倫などが離婚原因ではないことを説明し、小日向の心情を代弁する形をとっている。

 「文春」では、2013年にベストファーザー賞を受賞するなど家庭的な男性で“イクメン”というイメージを持つ田中が、実際はモラハラ夫だった、としている。長男が生まれたときから育児に積極的ではなかった、家計管理は田中がしていたが金銭面でたびたび夫婦は衝突していた、仕事でいやなことがあると田中は極端に冷たくなり突然怒り出したりした、田中は妻の外出を咎めた。三船美佳と離婚した高橋ジョージを彷彿させる記述だ。これらのことが蓄積し、「(小日向は)“理想の夫を持つ幸せな妻”という世間のイメージと現実のギャップに苦しんでいた」「『怖い。顔も見たくない』と怯えるようになった」そうである。

 一方の「セブン」もそれに近い論調で、田中がイクメンとして持ち上げられるようになるにつれ、小日向は<赤ちゃんの世話やしつけなどの育児、家事もすべて私がやってきたのに>と割り切れない感情を抱くようになり、同時に、仕事を積極的に再開していきたいと考えるようになったという。しかしやはりこちらにも、小日向が外出したり、打ち合わせや飲み会などに顔を出すことを田中が快く思わず「意見の相違が出てきた」とある。半年ほど前に小日向が離婚を切り出し、話し合いを重ねた末の協議離婚だそうだ。離婚話が出た時点で子供たちはすでに小学生、何から何まで世話を焼きそばで見守る必要のある未就学児期は終えている。それでも田中は本当に妻に家にいてほしかったのだろうか。これらはあくまでも小日向側の主張であるから、田中には田中の言い分があるだろう。

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ヒポポ照子

東京で働くお母さんのひとり。大きなカバを見るのが好きです。

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