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おっさん女子・オス化女子・おやじ女子…女性が「女性らしさ」に執着しなくなると困る?

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Photo by Ashley Harrigan from Flickr

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6月20日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)が特集した「おっさん女子」がバズっている。『ココ調 急増中 おっさん女子の生態』というタイトルの件の特集は、先日「女性自身」(光文社)が掲載した痛風の女性患者が急増を知らせる記事に“女性を揺るがすニュース”として着目、街へ繰り出しおっさん女子について調査を開始する、というもの。

女性が男性化(オス化)しているという話は、別に目新しいネタではない。私は当時子どもだったからほとんど記憶にないけれど1990年に「オヤジギャル」というワードが流行ったそうだし、2013年に放送された連続ドラマ『ラストシンデレラ』(フジテレビ系)の主人公は仕事ばかりしていて恋愛に縁がなくヒゲが生えたというアラフォーの女性で「オス化女子」および「おやじ女子」と命名されていた。フジテレビの番組紹介ページにはこう書いてある。

女性であることを忘れてしまうほど、なりふり構わず仕事に没頭する現代の女性たち。そんな彼女たちの中には、過労やホルモンバランスの崩れから髪の毛が薄くなったり、男性のような濃いヒゲが生えてきたという人も見られるという。また、ある調査によると、25歳~35歳の未婚女性の約6割が「自分がオス化している」と感じているそうだ。(2009年NEC調査)

というわけで斬新でもなんでもなく、使い古されたネタの焼き直しに過ぎない「おっさん女子」。そういえば、唯川恵の直木賞受賞作『肩ごしの恋人』(2001年、マガジンハウス)にも、近頃女性のオス化が進んでいるらしい(居酒屋に馴染んでいる、とか)、なんて記述があった。先日放送された『NHKスペシャル 妻が夫にキレる本当のワケ』でも、社会で活躍する女性は、テストステロン(男性ホルモンの一種)数値が高くなるケースを挙げていた

にしても。個人の行動を「男」「女」「おっさん」「おばさん」等と限定するのはやっぱり奇妙なことだよなあと、今さらながら思わずにいられない。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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