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もはや「人生100年」時代 8月の法改正で年金制度の何が変わる?

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生き延びるためのマネー/川部紀子

生き延びるためのマネー/川部紀子

こんにちは!ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の川部紀子です。

7月も終わりに近づいてきました。今年の8月は年金の法改正があります。「また?」と感じる人も多いようですが、今回は歴史的に見てもとても大きな変更になるため、きちんと解説していきます。

「年金なんて当てにならないし!」と目を背けた方! ぜひこの改正を機に年金の超基本も学んでください。確かに昔ほどの期待を持てなくなってしまった年金ですが、だからといって切り捨てるほど悪いものでもありませんし、何せ、付き合いをやめることもできません。大事なお金を払うものであり、長い付き合いになるものですから、基本事項は知っておきましょう。

最低限納めなければいけない期間が変更

国から老後にもらう年金は、誰でも当たり前のようにもらえるわけではありません。もらうためには、いくつかの基準を満たさなくてはいけません。その中でもっとも大事なものは「期間」です。

大前提として、私たちは20歳から60歳まで40年間年金保険料を払い続けることになっています。しかし、仕事ができなかった期間払えなかっただとか、離婚などでバタバタしていて払っていない期間があるなど、さまざまな事情で未納期間があり、40年間フルで払っていないという人も存在します。そうした方々は老後に年金を一切受け取れないかというとそうではありません。別の最低基準を満たしていれば、受け取れることができるのです。その基準とは「年金を納めた期間」です。

そして今回の改正ではこの「年金を納めた期間」が変更されるのです。

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川部紀子

ファイナンシャルプランナー(CFP® 1級FP技能士)。社会保険労務士。1973年北海道生まれ。大手生命保険会社に8年間勤務し、営業の現場で約1000人の相談・ライフプランニングに携わる。その間、父ががんに罹り障害者の母を残し他界。自身もがんの疑いで入院する。母の介護認定を機に27歳にしてバリアフリーマンションを購入。生死とお金に翻弄される20代を過ごし、生きるためのお金と知識の必要性を痛感する。保険以外の知識も広めるべく30歳でFP事務所起業。後に社労士資格も取得し、現在「FP・社労士事務所川部商店」代表。お金に関するキャリアは20年超。個人レクチャー、講演の受講者は3万人を超えた。テレビ、ラジオ等のメディア出演も多数。近著に『家計簿不要!お金がめぐる財布の使い方』(永岡書店)がある

twitter:@kawabenoriko

サイト:FP・社労士事務所 川部商店 川部紀子】

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家計簿不要! お金がめぐる財布の使い方