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「1日野菜を350g、30品目は必要」と必死に食事づくりに励む、妻の悶々

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Photo by www.Pixel.la Free Stock Photos from Flickr

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 山田ノジル氏による元マクロビ自然派主婦へのインタビューを興味深く読んだ。そういえば以前紹介したことがあったが、小町にもこの手の相談がチラホラ寄せられる。昨年にもこんな相談があった。

再婚した夫が言うことを聞いてくれません(涙)

 トピ主(40代前半・女性)は3年前に8歳年下の夫と再婚した。子供はいない。全夫のDVが原因で離婚したのだという。今の夫は全くDVとは無縁の温厚な性格で、トピ主によくしてくれている。しかし「許せないところがあります」というのだ。それは「食事について私の言うことを聞かないことです」。

「私は『1日野菜を350g30品目は必要』を守り、野菜の生ジュース、玄米、サプリ、健康食品と、健康に気をつけています。最近は栄養学、マクロビ、健康食品会社のセミナーにも参加し、ヨガや呼吸法、瞑想も勉強中です。

そんな私の料理を3年間食べていたのに、最近夫が『自分の体が欲しがるものを食べたい』と言います。『今日は白いご飯に新鮮な焼き魚、豆腐だけの味噌汁が食べたい』とか。私が作る料理は品数が多く、胃が悪い夫は気持ち悪くなるそうです。夫はたくさん具が入ってるおかずは苦手で、サラダならレタスとトマトだけとか、具は2品まで。健康食品やサプリ、玄米も生ジュースも嫌だと言います」

 なるほどなるほど、食の好みが合わないのかもしれない。山岡士郎(美味しんぼ)も新婚当初、栗田さんが作った“本物の豆腐とシャッキリ鳴門わかめの味噌汁”に「俺は、みそ汁の実は1種類だけの方が好きだ。実をいくつも入れると、味がにごる」と文句を垂れたことがあったっけ。

「そして『君は頭で考え過ぎだ。栄養学より、僕は自分の体が本当に食べたがってるものを食べたい。野菜は食べない日があっても一週間でトータルして食べてたら良いじゃないか』などと言うのです。他のことは何も文句は言わないのに。

これでは全然野菜が足らないし30品目にはとても届きません。渋々夫のリクエスト通りにしてますが、不健康で早死にしそうでイライラします。よくインスタで家庭料理の写真を見ると、45品は作ってる人が多く、具もいっばい、野菜豊富、栄養満点。ますます焦りを感じます。こんなに健康を考えており、正しいことをしてるのに悲しいです」

 トピ主は最近では夫と再婚したのを後悔しているという。「前の夫はDVでしたが、野菜や健康食品は食べてくれました。DVぐらい我慢して離婚するんじゃなかったです」とすら言い出している。どうしたら夫がトピ主のいう通りにしてくれるのか、という相談だ。

 あぁ~重い! 同居人や家族が「1日野菜を350g30品目は必要」とか意識して過ごし始めたら恐怖である。具がいっぱいのおかずも、ラタトゥイユなんかだと嬉しいが、疲れた日には焼肉や唐揚げをガッツリ食べたいモードになることもある。夫は、毎日『自分自身に食事づくりの厳格なルールを課している』妻に息苦しさを感じているのかもしれない。

 しかもトピ主、「よくインスタで~」というからには、自己満足の域を超えて他人と張り合う気持ちでやっているのだろう。おまけに「正しいことをしてるのに」ときた。

 コメントは強めの批判が多く、なんだかこれを眺めると釣り臭さも感じてくる。だがこの連載は釣りかどうかを判定するものではない。読み進めよう。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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