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死んだ友人から受け取った『寄木細工の秘密箱』に隠されていた恨みの正体

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Photo by Porsche Brosseau from Flickr

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 不倫、不妊、婚活、嫁姑問題小町は日々色々な相談が投稿されるが、友人間のトラブルもけっこう目にする。今回は暑い夏に少しひんやりとする友人もののトピを紹介したい。

友人の死とその後の不幸

 先日、トピ主(女性・年齢不明)の友人が癌で亡くなった。まだ30代後半ということもあり、お通夜も葬儀も憔悴しきったご主人やご両親の姿が本当に痛ましく、何と言葉をかけてよいのかわからなかったという。

 そんなトピ主のもとに、先日その友人のご主人から『友人からトピ主に』と残されていた、綺麗な寄木細工の秘密箱が届いた。トピ主と友人はミステリーおたくで、学生時代から推理遊びをしていたため、トピ主は「友人らしい最後のプレゼントに懐かしさと悲しさが込み上げて涙が止ま」らなかった。

 さてその秘密箱、かなり難しいもので、仕掛けが20回くらいはあったのだが、なんとか開けたところ中には手紙が入っていた。だがその手紙はトピ主との思い出話などが書かれているわけではなかったのだ。

「手紙の内容は全て私への恨み事でした。
 経済的理由で友人があきらめた私立大学に私が学校推薦で入ったこと
 友人があきらめた仕事に就いたのに妊娠を期にあっさり退職したこと
 友人が何度も流産し子供をあきらめたのに私には二人の子供がいること
 資格があるため正社員として再就職出来たこと
 自分には何もないのに許せない、私と家族の不幸を願って死ぬと書いてありました」

 その後、トピ主の母親に癌が見つかったり、夫が怪我をしたりと不幸が続いているのだという。この手紙の存在を一人で抱え込まず周囲に相談しても良いか? という相談だ。

 仲が良いと思っていた友人からこんな手紙をもらうこと自体、ショックの大きいものだが、すでに亡くなっている友人が最期に残したもの、がこれならば重みはまた格段に違ってくる。コメントには様々な意見が並ぶ。

「その箱は神社やお寺でお炊き上げをしてもらいましょう。そして不幸が続かないようにシッカリお祓いをしてもらってください。理不尽な恨みに負けてはなりません! 故人には申し訳ないけど、そういう卑怯な人は大嫌いです。死を盾にすれば何でも許されると思ってるのでしょうか!?

「手紙のことは、周囲の人に相談してはいけません。手紙の内容は、トピ主さんが酷いことをしたということではなくて、友人が劣等感を感じて嫉妬したということなので、相談をすれば、友人の心の狭さを晒すことになってしまいます」

「呪われているとでもお思いですか? 亡くなった人にそんなことはできません。そんな超能力や魔力みたいなことは、できるはずがないんです。不幸続きとおっしゃいますが、30代後半の方のお母様といえば、6070代くらいですね? ご存知のように、2人に1人は癌になる時代なので、それは呪いのせいじゃありません」

「例え亡くなった方でも人を逆恨みして呪いの手紙を残すなんて許しません。トピ主さん、貴女は何も悪くないのです。間違ってもこの元友人の事を悲しんじゃダメですよ。仏壇や墓前に手を合わせるなんてまっぴらごめんです。むしろ戦うべきです。
相手が仏さんだからって性格の悪い霊もいる。元友人がそうです。信頼出来る檀家のお寺は有りますか? もしあるなら事情を話してその頂いた箱と手紙をお焚き上げしてもらいましょう」

「信頼できる霊能者にお願いしたほうがいいです」

「私なら、喫茶店等、外で、渡してくれたご主人に話します。
お互い感情的になることをさけるため。知って渡したかも知りたいし、友人に残念な思いをさせたことを一言自分の気持ちを伝えます。
自分の謝罪でなく『いやだと思うことに気づかなかった』お詫び。くらいで」

「あなたが友人に何か意地悪をしたわけではない。大学へ推薦で入学できたのも、希望の仕事につけたのも、貴方がそれだけの努力をして能力を持っていたからであって、友人を蹴落としたわけではありません。子供の事も、あなたには何の責任もない。仕事を辞める、再就職できたというのも、友人には関係のない事です。それを『許せない』とか、『不幸を願って死ぬ』とか、全くの言いがかりのホラーです。亡くなられた方とはいえ、人間性を疑います」

 小町のコメントはトピによってけっこうパターンが決まってくるものなのだが、う~ん今回のトピは実に色々な意見が並んでいる。

 確かに不幸続きをこの友人の一件と絡めるのは無理があるが、亡くなった人が最期に残したものであるゆえにトピ主も色々と思い悩んでいるのはわかる。さて、すぐにトピ主レスが追加された。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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