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早朝から深夜まで「ママのタイムスケジュール」がタフすぎてロールモデルになり得ない問題

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Photo by Jellaluna from Flickr

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 以前「ワンオペ育児」にまつわる記事で、日本の母親たちは家事と育児をそんなにもきっちり丁寧に行っているものなのか? という疑問に触れました。

ワンオペ育児問題の疲弊。母は家庭を、父は仕事を頑張りすぎている?

 女性は男性と比較して、真面目できれい好きで家庭的、というイメージを与えられやすいのかもしれませんが、実際には怠け者の女性もいれば大ざっぱな女性もいますし、子を育てる親の立場になれば変わるというものでもありません。しかしながら、雑誌やWeb記事などで紹介されている働くママのタイムスケジュールは朝起きてから夜寝るまでフル回転で、睡眠時間が短い場合が多く、スゴイの一言。まさに真面目な方ばかりのように見えます。

 たとえば、日経ウーマンオンラインの「知りたい、まねしたい! CAさんのライフハック」で紹介されている、現役CACA20年)・2児(中学生・小学生)の母親である太田さん(44)。

「フライトも育児も大切な仕事」ママCA驚異の時短術

 太田さんは国内線乗務で、42休(4日間勤務して2日間休む勤務形態)で働いていています。出勤日(国内線日帰り・午前フライトver.)のタイムスケジュールは極めてハードです。3:00起床、4:00出勤、5:00 空港着、出社、6:00 ロッカールームで着替え、出発ブリーフィング、7:00離陸。以後、「24便の国内線フライトに乗務」して、15:00羽田空港着。出勤時間が早いぶん退勤時間も早くて、16:00に帰宅します(それでも出勤から12時間が経過しています……1日が長い!)。17:00夕食準備、18:00 夕食、19:00片付け、20:00子どもの宿題を見る&テレビ観賞、21:00入浴、22:00リラックスタイム&次の日の準備、23:00就寝。

 67時起床している人が23時に就寝するのなら頷けますが、太田さんは3時に起床されているんですよね。辛くないのかな……と、読んでいるこちらが心配になっちゃうのですが、どうやらこれは、ワーママCAの多忙ぶりを紹介する企画ではなく、その多忙な毎日を乗り切るバイタリティーはどこから出てくるのか? という話なのです。

 夫も家事育児をおこなっている模様(夫婦の負担割合について詳細は書かれていませんが)で、月に2回は母親が手伝いに来てくれるそうです。子供たちももう大きく、太田さんは友人と旅行に行くこともあれば、語学の学校に通ったこともあるなど、充実感がひしひしと伝わってきます。休日のタイムスケジュールも公開されているのですが、「休みの日はほぼ動き回っています」とのことで、なるほど、6:00起床、7:00朝食・お弁当作りとやはり早起きで、子供たちが学校に行っている最中であろう8:001700の間は、友人とランチしたり、美容院やネイルサロンに行ったり(外出せずにテレビ鑑賞やお菓子作りや仮眠を取ることもあるようですが)。子供の帰宅後は家事、翌日の準備などをして24:00就寝。休日にも関わらず6時起床・24時就寝ってタフだなあと思います。

 そんな太田さんを支える時短アイテムとして、会社から貸与されているiPad(会社貸与)と手帳と家族カレンダーと生協(パルシステム)とルンバが紹介されていますが、スケジュール管理に3アイテムって、きっちりしているなぁという印象。太田さん自身は、「必ずしも『きっちり完璧』でなくてもいいですし、不都合があれば、その都度改良していけばいいと思います」と、読者を励ましていますが、すごく背筋が伸びているというか、広告的というか、“特別な人”だなあと捉えてしまいます。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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