社会

体罰を覚悟の問題にする武井壮と、体罰が「暴力」であることを忘れているカンニング竹山。

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 先日wezzyでは、ジャズ・トランペット奏者の日野皓正氏による男子中学生への体罰について、芸能界で「体罰容認論」が跋扈している様子をまとめた。

日野皓正ビンタ報道に沸く「体罰容認論」。松本人志、和田アキ子、ヒロミ、三村マサカズ、井戸田潤のコメントと、垂れ流しのテレビメディア

 当該記事では、確認したかぎり明確に体罰を否定したのは爆笑問題の太田光のみだったこと、「コミュニケーションでビンタをしないといけないなら、(日野は)大した音楽家ではない」という発言に「炎上商法では」などの批判が殺到していることを紹介した。太田は、5日深夜の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、(大した音楽家ではない、という発言に)共演者がドン引きしていたことなどに言及し、「ダメだなと思った。自己嫌悪に陥った」「よく考えてみたら、日野皓正がやったことと一緒」と反省。その様子から、おそらく意図した「炎上」ではなかったのだろう。

 気になってその後の続報も含め、改めて芸能人の発言を確認したところ、太田以外にも体罰を否定する発言がみられた。しかし、焦点がずれた発言や、あいかわらず体罰容認論が展開されているところもあったので続報としてまとめたい。

 まずはっきり問題だといえるのは上西小百合議員のツイートだろう。

「日野さんのビンタ。あれを暴力というから閉塞感が増す。あんなものはコミュニケーション。先の通常国会で民進党議員が自民党議員を軽く“ど突いた”それを与党議員達がブーブー言った。私はその事について法務委員会の質問で国会議員も随分ひ弱になりましたねと言った。誰も言い返せなかった。当然だ」

「(上西を批判するリプライに対して)あなたは、あの子があの映像の前に何分ドラムソロをしていたか知っていますか。公共のホール(だからこそ世田谷区はこの件について一方的に批判はしていません。)は閉館時間を延期できない事を知っていますか。よく調べて下さいね。」

「日野皓正さんは、音楽はハーモニーだと昨日のぶら下がりで言った。ビンタの件はそれが全てです。圧倒的に日野さんが正しい。あの子は夏休みに貴重な経験をした。以上です。」

 先日の記事でも書いた通り、日野の男子中学生に対する行為が暴力であることに否定の余地はない。「あんなものはコミュニケーション」「圧倒的に日野さんが正しい」と唾棄できる問題ではないだろう。なにより国会での暴力行為を容認するような発言には驚愕するしかない。

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