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真顔で「maybe」連呼の衝撃…木村拓哉があり得ないほどクサいのにかっこ良い『プライド』

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 そして問題の「maybe」。毎回、必ずハルの台詞に登場しました。何かと言えば「maybe」。ハルと亜樹が二人で「maybe」と言い合ったり、ついには周囲の人間も「maybe」「maybe」言い出して、ドラマ内は「maybe」天国に。『HERO』(フジテレビ系・2001年~)では「ヨロシコ」、『GOOD LUCK!!』(TBS系・2003年放送)では「ぶっちゃけ」と印象的な台詞を残すのも、キムタク主演ドラマの“ワザ”というところでしょうか。

 さて『プライド』。亜樹とハルのくっつきそうでくっつかない、視聴者を焦らしまくるシーンの連発に心を突かれました。ヒロインは“はっきりしない女の態度”を演じさせたらNo.1の竹内結子。この作品でも、なぜか2年間も連絡を取っていない恋人を信じて待つ「古き良き時代の女」とされていましたが、そう言いながらもハルに近づいていくという、女の最大の敵を演じていました。イライラするのに、何度も見たくなってしまうのは、竹内さんの美しさ故。

「竹内結子なら何をやってもいいよね」と、日本女性は竹内結子の造形美に平伏しました。今年放送の『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系・2017年)で、久々に木村さんと竹内さんのコンビを見て『プライド』を思い出した人も多いはず。

 クィーンの『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』に乗せて贈る、氷上の決戦。男の友情や恋愛など見どころは多々ありますが、とにかく木村拓哉がクサくてかっこいい。そのひと言に尽きるドラマです。

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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