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保守的に見えて革新派『過保護のカホコ』で好評の黒木瞳の並々ならぬ度胸

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『過保護のカホコ』公式Instagramより

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 今回ご紹介するのは、先日最終回を迎えた『過保護のカホコ』(日本テレビ系)にて、主人公・根本香穂子(高畑充希)の母・泉役を演じていた黒木瞳さんです。失礼ながらスタート当初は、ここまでスケールの大きな家族ドラマになるとは予想していませんでした。さすがは『家政婦のミタ』(日本テレビ系)、『オヤジぃ。』(TBS系)、『魔女の条件』(TBS系)などの脚本を手掛けた遊川和彦さん。求められている家族像を描かせたら日本一でしょう。

全裸シーン、高齢出産、歌番組の司会…時代の先駆者となった女優・黒木瞳

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 さて黒木さん。宝塚歌劇団出身という華々しい経歴は有名ですが、今の地位に至るまでには並々ならぬ度胸があったのです。退団後、彼女がデビュー作に選んだのは映画『化身』。大胆な全裸シーンもあり、宝塚のトップ娘役からはイメージが損なわれるという非難もあったそう。そんなことは物ともせず、その後も大きな話題を呼んだ映画『失楽園』にも出演。今でいう“ゲス不倫”を描いた作品で知名度を爆上げしました。

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 他にも詩集やエッセイ出版、大型歌番組の司会、そして2016年には映画『嫌な女』にて自らメガホンを取って監督デビュー。私生活では、1998年に38歳で出産したことが当時は珍しく、高齢出産と大々的に取り上げられました。

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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