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『伊藤くんAtoE』は木村文乃のクールビューティーぶりが全部詰まってる!

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『伊藤くんAtoE』公式サイトより

『伊藤くんAtoE』公式サイトより

 今回は、今夜最終回を迎える『伊藤くんAtoE』(MBS/TBS系)に主演中の木村文乃さんについて。“イタい独身女”たちの生態を「これでもか!」と突く脚本と、木村さん演じる主人公の腹黒さがツボすぎて、深夜にハマっております。その面白さをどうぞ。

脚本家の矢崎莉桜(木村)は5年前に大ヒット恋愛ドラマを書いて以降、ヒット作品に恵まれない日々。ある日、執筆した恋愛エッセイのトークショーで、ダメ男に振り回される独身女性4人に遭遇。彼女たちの共通項は、同じ名前のダメ男=伊藤に引っかかっているということ。脚本のネタになるかもしれないと睨んだ莉桜は、彼女たちをADのアルファベットでカテゴライズして恋愛話を聞いていくうちに、4人が語る伊藤が同一人物ではないかと疑い始める”

 恋愛の神様と言われる莉桜に一気一憂しているトークショーの観客たち。

「恋とはこの世で最も難関な学問です(中略)ほんの少しの知性や勇気を持てば恋はきっと叶うんです」

 ほがらかな笑顔で話す莉桜は腹の中で(私が笑えばうなずく、つまらない女たち……)と冷ややかに毒づきます。仕事は下降気味なのに、上から目線で読者を馬鹿にしているわけですね。

 これまでは、『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(関西テレビ系列・2015年)では静かに悪に燃えるタイプの刑事、『A LIFE〜愛しき人~』(TBS系・2017年)では冷静沈着な看護師、『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系・2017年)では恋愛に冷めているOL……とよく言えば“静かに芯の強い”、悪く言うのなら“無愛想で冷めている”タイプの役を演じることが多かった木村さん。トーク番組で見るご本人の落ち着いた人柄がイメージを一層強くします。そんなクールビューティーぶりの総決算になるのが、この矢崎莉桜役と言えるかもしれません。腹黒さ、毒づき方が突き抜けているのです。これが楽しい……。

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)