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「30歳までに結婚したかった」鹿児島出身女子が、1年で離婚後も東京に留まるワケ/上京女子・ケース6

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Photo by 赵 醒 from Flickr

29歳から30歳になる。それはある種の女性にとってかなり「ビビる」時だ。

ただひとつ年を重ねるだけなのに、ものすごく大人になるような。仕事でもプライベートでも「大目に見てもらう」こともできなくなってしまうのでは、そんな恐怖がある。30歳までに何かしておかなければいけないんじゃないか? 仕事でも恋愛でも成果を出しておかないと!

私もそんな風に、出所のわからない焦りに惑わされていたひとりだった。しかし、実際に30歳を過ぎた今、大した変化はない。むしろ、楽になった実感さえあるのだけれど。

今回話を聞いた有紀も、「30歳までに何とかしないと」と焦りを感じていたひとりだった。

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今日の上京女子・有紀(33)

今日の上京女子/ 稲垣有紀(仮名)33歳 マンションのフロント係

「私話すのが下手だから……私なんかでちゃんとした取材になるのかなあ」と戸惑いながらも取材に応じてくれた有紀は、柔らかい雰囲気の女らしい人だ。現在は得意の語学を活かして、入居者の4割近くが外国人だという都内の外国人も住んでいるマンションのフロント係として勤務している。

「ニュージーランドの大学を卒業して、英語が好きだから今の仕事を選んだんだ。毎日笑顔で挨拶して、入居者の方たちと雑談したり、時には感謝されたり。今の仕事はすごく楽しいし自分に合っていると思う」

しかし、29歳の頃は仕事で悩んで体調を崩し、休職中だったという。

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今来 今

神戸出身。大学入学を機に上京。出版社勤務を経て、現在ルポライター。映画ライター。

twitter:@imakitakon

ブログ:肉なしライフ(ベジタリアンではありません)

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東京ウォーカー2017年10月号