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『民衆の敵』篠原涼子の小さな正義を正面からぶつける主人公に励まされる

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『民衆の敵』公式サイトより

『民衆の敵』公式サイトより

 今回は毎週月曜21時放送『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)に主演する篠原涼子さんについて。彼女の出演するドラマで毎回気になるのが、変幻自在の前髪です。『ラスト♡シンデレラ』(2013年/フジテレビ系)の横分けオンザ眉毛は一般人の私がしたら事故になり、『オトナ女子』(2015年/フジテレビ系)のワンレンにしてみたら、デコ全開でおったまげ。これらの前髪がなんの違和感もなくハマるなんて、ご本人がいかに飛び抜けた美しさをお持ちなのかを思い知らされました。そして今回はまたも短く切り揃えた前髪を斜めに分けたり無造作におろしています……プロのヘアメイクさんの仕事はすごいですね。

高校中退、40代、パート勤務の佐藤智子(篠原涼子)は夫と息子と3人の団地暮らし家族。夫婦揃ってなかなか仕事が続かずにいたある日、ふと見かけたネット記事から市議会議員選挙に立候補することを決意する。政治、選挙にはまったく無縁の智子。新聞記者のママ友たちの協力を得て、なんと見事当選! しかし、市議会は智子が今までまったく知ることのなかった、縦社会と敵対心にまみれた世界で、たくさんの試練が待ち受けているのだった”

 第一話は、先日行われた衆議院選挙の開票直後に放送。日本国民が、いつもより政治に関心がある時期に放送されるなんてタイミングに恵まれたな~、という印象です。平凡な主婦だった智子が、古い縦社会組織と派閥にまみれた政治の世界を、一般市民の目線でぶった斬っていくのがドラマの見どころとのこと。

 私自身も政治に詳しいわけでもなく、一般知識程度しかありません。それでも、ふつふつとした小さな意見や不満はありました。それらを潰してくれるのかな? と期待させてくれたのが第一話のラスト。

 市議会中に居眠りをする後席のベテラン議員に「起きろつってんだよ、寝ちゃダメ。学校で習いませんでした?」と、智子が頭を小突くシーン。これだよこれ。国会中継を見ていても、血税で生活している議員たちが堂々と居眠りをしている姿が常時、放送しっぱなし。智子じゃないけど、高校で居眠りしたら先生に怒られたじゃないですか。羞恥心をこの人たちは忘れてしまったのかしらと呆れていたところに、この小突き。クスッとしましたね。

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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