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結婚に望みを繋ぐ女子の経済事情と、自分だけで回していく女性の収入・貯蓄・人生設計の差が大きすぎる

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Photo by Adam Holtrop from Flickr

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 アベノミクス効果で株価が上昇、好景気!なんて言われているが、株式投資に縁のない私にとっては今が好景気だなんて実感は一切なく、いつの時代のどこの世界の話なんだ……と気が遠くなる。

 8月に書いた記事で、ギャル向けファッション雑誌「S Cawaii!!(エスカワイイ)」(主婦の友社)という雑誌のお金特集について取り上げた。

▼「旦那の月収は平均32.6万円、嫁の月収は平均16.4万円」ギャル誌読者の結婚のリアルと、あからさまな男女賃金格差

 そこには、男女間にあからさまな賃金格差が存在し女性は男性よりも労働で得られる賃金の額が低い傾向が見られ、それゆえ “健康で文化的な最低限度の生活”を営むために結婚を望む女性もいることが見てとれた。

 雇用側にしても、“女性は実家や夫に養ってもらっている”ことを前提にしているんじゃないかと思えるような低賃金で女性を雇おうとする。一方で、すべての女性が低賃金労働をしているわけではもちろんなく。今回、「エスカワ」をはじめ、3つの女性向け雑誌に掲載されていた「お金」記事をピックアップして比較してみた。今、世の女性たちは「お金」にどのように向き合っているのだろうか。

 「エスカワ」201712月号には、将来への漠然とした焦りと希望が詰まっていた。目次を見ると、「30才になったときただのオバサンになりたくない! 20代のうちに女の夢をすべて叶える」「キラキラしたステキ女子になってみせる! instaで見るオトナみたいなオシャレLIFEがウチらの理想♡」「友達に『うらやましい』と言われる憧れのセレブ生活。結婚するならお金持ち!! ああ、玉の輿に乗りたい!」などなど、随分とわかりやすい(露骨ともいう)表現で、女の夢・理想・欲望(自己顕示欲ともいう)が表現されている。雑誌全体が、“若さ”“女の幸せ”という呪いにかけられている……というのは言い過ぎか。

 「20代で知っておくべき! お金にまつわるノンフィクション」と題して、税金・年金・保険についてわかりやすくレクチャーしたページがあるのだが、年金の項目で、「Q結婚したらどーなんの? A旦那の入ってる年金の種類によって違う!」という記述があるところを見ると、読者たちの多くが、結婚したら専業主婦もしくはパートになるコースを辿るのだろう。それは9月号のアンケート結果からも明らかだ。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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