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上沼恵美子「外国人タレントが嫌い」を「毒舌」と許容してはいけない

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『気になる情報のウラのウラ 上沼・高田のクギズケ!』公式サイトより

 情報バラエティ番組『気になる情報のウラのウラ 上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ・中京テレビ)の1119日放送回で、上沼恵美子が以下のような発言をしていた。

「私、外国人のタレントさんって嫌いなの。トーク番組が多いから、たどたどしい人いるでしょ、あれはもう…ぞっとするね。悪いんですけど」

 これらの発言は2016年に経歴詐称等が発覚したことで、出演していたテレビ・ラジオ番組が降板・打ち切りとなり、すっかりメディアで見られなくなったタレント・ショーンKの現在を報じた『女性自身』の記事を取りあげる中で行われた。

 ショーンKの現在について一通り報じた後、パネリスト出演の井上公造が、過去にタレントのモーリー・ロバートソンがショーンKについて言及していたことを紹介する。番組では詳細が述べられていなかったが、これは今年10月に放送された『マルコポロリ』(関西テレビ)にモーリー・ロバートソンが出演した際の発言で、「(ショーンKは)英語を一言も話せない。英語風味の日本語」とキャラクター作りのために「英語っぽい英語を話していた」ショーンKを批判していた、というものだ。

 上沼はその後、「(モーリーを指して)私このくらいのコメントする人大好き。なんでもかんでも綺麗ごとでわけわからんこと言う人大嫌い」「モーリーは)絶対いい人。力あるなって」と述べたのち、冒頭の発言を行っていた。

 上沼が外国人タレントを嫌う理由は、「たどたどしい日本語」だけかどうかは不明だ。またなぜ「たどたどしい日本語」を聞いてぞっとするのかもわからない。モーリー・ロバートソンを、歯に衣着せぬ発言が理由で賞賛しているとするならば、外国人タレントはオブラートに包むような発言ばかりして……というわけでもないだろう。とにかく上沼が外国人タレントをなぜ嫌っているのかはよくわからない。

 問題は、こうして躊躇なく「外国人タレントが嫌い」「たどたどしい日本語にぞっとする」といった発言が当たり前になされ、それどころか「毒舌」として許容される空気がある点だ。

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