社会

熊本市議の問題提起で議論「子連れで仕事」、寛容さと託児所整備のどちらも「今」必要なことだ

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 タレントや議員などの著名人らも次々に自身の意見を表明している。たとえばタレントのフィフィ(41)は、Twitterで「片手間で仕事されても周りが不安になります。連れて来られる赤ちゃんのストレスも考えるべき。仕事に集中出来るよう、子供を預ける環境を充実させるよう働きかけるのが議員の役目なのに、彼女の主張はズレてる」とツイート。

 タレントのつるの剛士(42)もやはりTwitterで「『保育園おちた日本○ね』の時もそうでしたが、働く女性や育児、待機児童問題。。などを正義の盾にして正論の剣を振りかざす社会にボクは発展はないと思うし、こういう問題提起の仕方は本当に悩んでいる働くママ達や子供が結局一番可哀想な思いをしてしまうんじゃないかなあ、と思いました」とツイート。つるのは5児の父親で、第4子・5子誕生時に育休取得するなど“イクメン”としても知られているが、正攻法ではないやり方は支持できないとしている。文字数制限のあるTwitterでは書ききれないようで、ブログで詳述している。

 おときた駿都議会議員は、自身のブログや朝日新聞のコメントで、「議場でも乳児連れが認められるようになることに賛成」であり「議会から積極的に多様性を示すべき」だと思っているものの、「女性市議(緒方議員)のやり方にも問題点があったことは指摘をせざるを得ません」と述べている。また、「ルールの作る側の人間が現行ルールを破れば、批判を浴びることになるのは必然」であり、「もう少ししっかりと手順を踏んでから行ってほしかった」とも述べ、緒方議員の考えに同意・理解を示しつつも今回のやり方には疑問を感じているようだ。

 1126日放送の『サンデージャポン』(TBS系)では、宮崎謙介元議員(36)が「問題提起をするという意味では非常にいいアクション」としながらも、「(仲間を作るなど)もっとテクニカルに周りをやるべきだった」とアドバイスを述べた。憤慨した様子だったのは医師でタレントの西川史子(46)で、「(緒方議員の行動に対して)子供を持っている女性は逆に怒っていますけどね。こういう風にされたら『やっぱり子供持ってる女性って、仕事できないわね』っていう風に思われちゃうから」「託児所に預けるべき」「しかも7カ月だったらハイハイもしたいだろうし、静かなところにいさせるなんて親としておかしいんじゃないかってみんな言ってます」と、どこまでも手厳しい。

 一方で、前出のアンケートでいえば「賛成」派だと意見表明する人々もいる。映画監督の紀里谷和明氏がTwitterで「この際だから言っときます。紀里谷と仕事をされる方はどなたでも子供連れてきてもらって結構です。打ち合わせ、インタビュー、撮影、全く気にしませんので、お気軽に^_^」とツイートしたことがきっかけで、Twitterでは“自分と仕事をする相手に子連れを認めます”という意思表示としてを付けるムーブメントが起こっているのだ。しかしながら「#子連れ会議OK」を付けた上で、「周りに迷惑」「親のエゴ」など否定的な見解を述べる者も少なくない。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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