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「親のスネ」の正しいかじり方 相続税よりもお得な贈与税に関する仕組みの解説

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まとめ

 現在、貯蓄がない人が3割もいると言われています。そんな中でも、結婚、子育て、教育、住宅の夢を持っていたり、お金の必要な現実に直面している人もいるでしょう。

 でも、金銭面で親に頼ることを嫌がる人も多く、極度な節約生活だけでやりくりしたり、キャッシングやカードローンで、その場をしのいでいる人もいるようです。

 そこまでいかなくとも、大概の人は家を買う際は住宅ローンを組み、金利の支払いに対してもかなりの金額を払うことになります。

 親の状況にもよりますが、子の暮らしぶりやローンの状況を知れば、亡くなる時ではなくて、今のうちに少しお金を子どもに渡そうかな、というケースは少なくないと思います。 今回、紹介したような非課税の制度を活用して、次世代へお金を移していくことは悪いことではありません。どれも立派に国が認めている制度です。

いずれ親から財産を相続する予定の子どもは、制度の簡単な説明と共に「なぜ生前に贈与するとお得か」を親にプレゼンしてみるのも良いのではないでしょうか。それは、「親のスネ」の正しいかじり方だと思います。

H29.12.4時点の法律で記載しています。
※詳細は税務署にお問い合わせください。

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川部紀子

ファイナンシャルプランナー(CFP® 1級FP技能士)。社会保険労務士。1973年北海道生まれ。大手生命保険会社に8年間勤務し、営業の現場で約1000人の相談・ライフプランニングに携わる。その間、父ががんに罹り障害者の母を残し他界。自身もがんの疑いで入院する。母の介護認定を機に27歳にしてバリアフリーマンションを購入。生死とお金に翻弄される20代を過ごし、生きるためのお金と知識の必要性を痛感する。保険以外の知識も広めるべく30歳でFP事務所起業。後に社労士資格も取得し、現在「FP・社労士事務所川部商店」代表。お金に関するキャリアは20年超。個人レクチャー、講演の受講者は3万人を超えた。テレビ、ラジオ等のメディア出演も多数。近著に『家計簿不要!お金がめぐる財布の使い方』(永岡書店)がある

twitter:@kawabenoriko

サイト:FP・社労士事務所 川部商店 川部紀子】

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家計簿不要! お金がめぐる財布の使い方