社会

奥山佳恵がダウン症次男の通常学級進学を決意したことに、的外れな批判が殺到。共生社会と合理的配慮、まだまだ周知は足りない

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 女優でタレントの奥山佳恵さん(43)が、来年小学生となるダウン症の次男(6)の就学先として通常学級を希望していることに対して、ネット上で批判が相次いでいる。

 奥山さんは、20119月に次男を出産。20133月に自身のブログにて次男が生後間もなくダウン症候群であると判明したことを綴って反響を呼んだ。2015年に家族生活を記した『生きているだけで100点満点!』(ワニブックス)を出版。先日、最終回を迎えた連続ドラマ『コウノドリ』(TBS系)では、第10回と最終回にダウン症児を育てる母親の役として出演している。

 1218日放送の『news every.』(日本テレビ系)では、来春小学生となる次男の就学先について悩む奥山夫妻に密着したVTRが流された。次男の就学先には3つの選択肢がある。小学校の通常学級か、小学校の特別支援学級か、あるいは特別支援学校か。各自治体の教育委員会は、両親との面談、児童の観察を重ねた上で就学先を検討する。奥山一家が住んでいる地域の場合、26名の専門知識を持った委員が子供を11人観察し、この子はどこに就学するのが適切かをみんなで検討することになっているが、最終的には保護者の意見を大切にしていると紹介された。

 当初、夫妻の意見は分かれていた。同世代の友達を作ったほうが次男の財産になる、また障害の有無で入り口を分けることに疑問を覚える奥山さんは、次男を通常学級に進学させることを希望。他方、奥山さんの夫は、次男に必要なのは通常学級よりも、個性を育むための教育ではないかという考えであった。その後、教育委員会からは就学先として特別支援学級を提案されるも、次男の通常学級進学を諦めきれない奥山さんは、夫と次男を伴って、脊髄性筋萎縮症のハンデがありながらも車椅子で通常学級に通った40歳の友人女性宅を訪問。友人女性のほか障害児教育に詳しい面々の話を聞いたことによって、夫も次男の通常学級進学を前向きに考えはじめる……という内容だった。

 そして放送から3日後の1221日、奥山さんは自身のブログにて、「(次男は)通常の学級に行こうと思っています」と公表した。悩んだものの、将来の自立を踏まえる、次男には沢山の人との関わり社会性を身に付けてほしいと考え、決断したという。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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