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小倉智昭のセクハラ軽視と、日本相撲協会の”隠蔽”体質を擁護する姿勢

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『とくダネ!』(フジテレビ系)公式サイトより

 今月5日、日本相撲協会は、第40代式守伊之助が、10代の行司にキスなどセクシュアル・ハラスメント行為があったことを発表した。式守伊之助は、「立行司」という最高位の行司であり、同じ立行司である木村庄之助に次ぐ二番目の地位にある行司だ。

 報道によれば、昨年1216日、夜の食事で泥酔した式守伊之助が、部屋まで送っていた若手行司の唇や胸部に触れる行為を行ったという。式守伊之助は協会の調査に対して、「泥酔していたので覚えていない」「自分は男色の趣味はないので、なぜこのような行為をしたのかわからない」と答えたとされている。若手行司は処罰を求める意向や被害届を出す考えはないようだ。

 この問題を取り上げた18日放送『とくダネ!』(フジテレビ系)での小倉智昭の発言が問題だらけだった。

 小倉ははじめに、式守伊之助が最高位の立行司であることを強調した上で、「日馬富士の暴行事件があったので相撲協会も発表したと思うんだけど、なんで内々の話に留められなかったのかと僕は思う」「よくぞ公表したと一般論からいったら思うかもわからないけれど、公表する意味があったのか」と、相撲協会が今回の問題を公表したことに疑義を唱える。

 番組は「協会に報告したのは貴乃花一門の行司との情報もある」というレポーターの報告とともに「別の思惑もあるんじゃないか」と指摘。昨年、元横綱の日馬富士が同席していた貴ノ岩を暴行し、11月末に引退するという相撲界にとって非常に大きな事件があった。被害にあった貴ノ岩が所属する相撲部屋の親方である貴乃花は、この事件について協会の聞き取り調査に協力しなかったとして今月4日に相撲協会の理事を解任されている。「別の思惑」とは、貴乃花側の人間が、相撲協会にダメージを与えようとしていたのではないか、ということだろう。

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