気をよくした亀ちゃんはモニター越しに「おおきに」とご挨拶して、一気に「キャー」の黄色い声を浴びて益々ご満悦~! あとで聞いたら大阪サポーターの皆さんの応援が「すごく心強かった」って言ってたわ。亀ちゃんにとってカンテレのスタッフさんとのドラマは初挑戦だから、始まる前は内心ちょっとドキドキしてたみたいなの。だって、亀ちゃんと言えばやっぱり日本テレビ系の土曜夜ドラマの印象が強いじゃない? 日テレでは気心の知れたスタッフとの仕事だから何でもスムーズに進むし、会見ひとつとっても雰囲気が違うしね。日テレだとフランクで、あうんの呼吸で会見が行われるのよ。
でも今回の会見は、カンテレのベテラン男性アナウンサーさんが司会進行をされたんだけど、温かみのあるお人柄でフレンドリーで、亀ちゃんたち登壇者の緊張を上手にほぐしていて、こちらもほっこりしちゃったわ。キャストの皆さんを一生懸命に盛り上げていらしてて。所々に交じる関西弁も耳に心地よくてね。
最近とみに、いい意味でも悪い意味でも(!?)「拓哉くん」と呼ぶ仲良しの木村拓哉先輩の発言に似てきた亀ちゃんの“ちょっとわかりにくい抽象的な長回しの表現”を、わかりやすい一言で言い表してくださったりもしていたわ。
たとえば女性プロデューサーさんが「このタイトルの『FINAL CUT』は“最後に勝つ”という意味もあるんです」と力説されていて、それを汲んでの質問で「〇〇に勝つ、何かに勝ちたい」と思うものはありますか? という質問があったんだけど、亀ちゃんは「ビビりな自分に勝ちたい!」とアンサー。
続けて「年々なんですけど、自分の中の考えであったり、引き出しというものがある中で、ここぞという時に、怖いもの知らずということではなくて、ちゃんとキャッチして、理解した上で物事を進めていけるような大人になりたいと。子供の頃はコンサートなんかでも“カッコイイ”と思うだけで動けたんですけど、大人になるにつけリスクを考えるようになってしまって。あそこでジャンプしたらカッコイイけど、ツルッと滑ったらどうしよう? とか思っちゃって」とファイナルアンサー。
いやいや、伝わってはくるのよ。すごく!(フォローになってる?) でも何か今ひとつよくわからない箇所もあって……。その答えを受けて男性アナウンサーさんが「慎重かつアグレッシブにということですか?」と上手く変換してくださったの。すかさず亀ちゃんも「そうです、長々とすみませんでした。慎重に、かつアグレッシブに行こうということです!」と返して、会場中のみんなが「あー、そういうことだったのね」とやっと納得して、安堵の笑いが起きたのよ。
もちろん最初は慣れないカンテレさんの会見で緊張もあったんだろうけど。でも、そこからは『ごくせん』(日本テレビ系)でも共演した後輩の高木くんを「昔、僕らはちょっとヤンチャなグループだったんで、ドッキリだったんですけど高木を泣かせてしまったことがあって」と告白し会場はザワザワ。緊張マックスの高木くんは「亀梨くんは後輩からしたら近寄り難い人。でも今回は『2人っきりで食事に行こうか』と誘ってくれて。幼馴染の役なんでタメ語で話すことになるので、内心どうしようって思ってたんですけど」と嬉しそうに返して。それを見た亀ちゃんは「このドラマの間に食事を奢って、関係修復に努めたいと思います」と笑わせていたわ。