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『99.9-刑事専門弁護士 SEASONⅡ』松本潤がカッコよさを抑えて可愛さ増量、前作を上回ってきた!

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『99.9-刑事専門弁護士 SEASONⅡ』公式サイトより

 今回は『99.9-刑事専門弁護士 SEASONⅡ』(TBS系)に主演する松本潤さんについて。2016年放送のSEASONⅠからたったの約2年で続編放送とは、TBS日曜劇場の本作にかける強い思いを感じました。ちなみに同枠でシリーズ化されたのは『JIN-仁—』(2009年、2011年)以来6年ぶりです。

99.9%の裁判有罪率と言われる刑事事件……つまり、お金にならない案件ばかりを追いかける弁護士の深山大翔(松本)。たとえ0.1%の可能性であったとしても、自分が納得するまで真実を追いかけるのが深山の捜査方針。そんな深山に振り回されるのは、佐田篤弘(香川照之)を始めとする刑事事件専門の仲間たちや、ある刑事事件をきっかけに一緒に働くことになった元・裁判官の尾崎舞子(木村文乃)。何事も合理的に事件解決を進めようとする尾崎は、深山と意見が食い違うことも多々。唯一の共通点といえば、2人がプライベートで刑事事件に関わる忌まわしい記憶があることだけ”

 登場人物の多さとキャラクターの濃さ、ストーリーのテンポの早さはSEASONⅠと同じく。その他、深山が軽妙に発する「いただきマングース!」「(飴を持ちながら)映像のピントがあめ~ぞ」など親父ギャグもしっかりと継続。その小ネタの多さからか、SEASONⅠは面白くても視聴することが忙しかったのです。それがSEASONⅡではきっちりと収まっている! というのが第一話を見ての感想です。

 その収まりの理由のひとつに、松本さんの“可愛らしさの絶妙な操作”があったのでは? というのがスナイパー小林予測。

 松本さんはトップアイドルグループ・嵐のメンバーです。文句なしのイケメンだし、メンバー内でも顔の小ささや造形美、スタイルの良さは圧倒的。でも、その魅力的な材料をそのまま深山にぶつけていたら、役柄は成立しなかったと思うのです。単なるカッコいいだけの弁護士物語になってしまうだけ。

 イケメン要素をきっちり封印してギャグキャラに徹底している演技が、深山にずっぽりハマっているのです。その上、深山のビジュアルは、SEASONⅠに比べて絶妙に可愛かった。己を知る、とはなかなかできないこと。それができる松潤は、正真正銘のエンターテイナーなのでしょう。

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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