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「嫁にたかられる」姑の悩み。16万の交通費、羽毛布団一式、ストーブ、なんでも欲しがるちゃっかり妻

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Photo by Sébastien Bertrand from Flickr

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 小町では意地の悪い姑に悩まされる嫁の立場からの相談が多いものだが、今回、嫁に悩む姑からの相談が寄せられた。これは「姑に意地悪されてメソメソ」な女性にとって、参考になるトピかもしれない。義母と仲良くしたいにしても、距離を置きたいにしても、それなりに厚かましく振る舞った方が良いのかもしれないという新たな知見を得られる珍トピだ。

釈然としません、今後もこんな感じなのでしょうか。

 トピ主(女性・年齢不明)の息子は2年前に結婚し、昨年には双子の孫が生まれた。

 結婚した年の暮れは、お嫁さんが妊娠中だったこともあり、息子夫婦は帰省せずトピ主夫婦が息子夫婦のもとへ出向き一緒に年越しをした。これは息子夫婦の希望だった。

 そして昨年末。息子とお嫁さんが孫達を連れて帰省してくれるということでトピ主夫婦は嬉しく思っていたが「帰省費を援助して欲しい」とお願いされたので往復の新幹線代や電車代など16万ほど送金した。やはり息子家族を迎えられることは嬉しく、年末年始はあらかじめ息子からお嫁さんの好物を聞いた上で、御節や蟹、すき焼きなどを用意して楽しく過ごしたのだという。ところが……

「帰る日になりお嫁さんと話していると、部屋に用意した寝具がとても寝心地が良かったという話題に。
うちはかなりの豪雪地帯です、関東住まいのお嫁さんや孫達が寒い思いをしてはいけないと思い寝具を新調(羽毛布団や毛布、敷き毛布など合わせて11万ほど)していました。
あまりに何度も『暖かかったです、うちで使っているのはなんだか暖かくなくて、買って帰りたいけれど持って帰れないですし』と言われ『こちらで同じものを探して送ろうか?』と言ってしまいました。本当に何度も何度も言われたので欲しいのかなと思ったのです。
すると『ありがとうございます!』と」

 その後も、アラジンのストーブを見ては「ストーヴが素敵ですね! ああいうの今は売っていないんで憧れます。どこかで買えればいいんですけど」、蓋つきのレンジ使用可能な食器を見ては「こういう器ってどこで買えるんですか? 便利ですね! なかなかこういうデザイン見つからないんですよねー」、などなど「欲しいけど買えない」「欲しいけど見つからない」のオンパレード。売っている場所をトピ主が伝えても「そうなんですか? 探し方が悪いんですかね、子供連れてると買い物にも行けなくて」などと返されてしまい、自分で買おうとしないそう。

「本当に何回も何回も言われるんです。結局隣で聞いていた夫が『欲しいなら送ってあげなさい』と。夫のいうこともわかるんですけど……

 困惑するトピ主。相談はトピ文だけでは終わらず、トピ主レスに続いた。結局、姑であるトピ主は、嫁のクレクレ攻撃を受けて息子一家にこんなにも貢物をすることになったのだという。総額いくらなんだ!?

・寝具一式
・ストーヴ(アラジン)
・レンジ可の蓋つきの器セット
・ビール243ケース
・鍋(ストウブ2個)
・訪問着一式
・ホットプレート、すき焼き鍋

 本当はもっとおねだりされていた。今治のバスタオル、無香料の柔軟剤、ベッド(息子達が帰省するので寝具とは別に新調したワイドダブルのベッド)、水屋箪笥などだ。これらも「いいですねー! 同じものあればいいんですけど」と言われたが「使い古しだから、大きくて送るのは大変だから」などと言って断った。訪問着はどうしてもあげたくなかったというのだが「あまりにしつこくて根負けした感じです」。

 こうしたお嫁さんとの出来事を息子に話そうにも、息子のいない時のみ「いいな~」と言われるため、「話すとなんだか告げ口になってしまいそうで話題にできませんでした」。ちなみに結婚当初、息子の稼ぎは年収900万円だった。また昨年に息子夫婦が住宅を購入する際には無課税になるギリギリの額を援助した。なので、いくら子育て中といっても息子夫婦の家計は上記のものを買えない経済状況ではないとトピ主は言う。そして、お嫁さんに送ることになった品々についての思い出話を語り始める。

「夫は家のことは私に任せっきり。家財道具を選んだのは私です。
アラジンのストーヴは子供達とおでんを煮込みながらおしゃべりしたり
レンジ可の器は結婚直前の娘と数年前に新居で使う器を探しに行った際に見つけ買ったものです。
訪問着もホットプレートもストウブもどれも子供達との思い出があり手放したくないものでした。
夫はただ、また買えばいいと思っているのだと思いますが買ってから時間も経っており同じものがあるかどうか。
今は思い出のあるものはやはり手元に残し似たようなものを購入して送ろうかと考えています」

 今後もお嫁さんが来る度に色々なものを欲しがられると思うと気が重くなる。最初に言われた寝具一式だけなら何も思わず喜んでもらえて良かったと同じものを送れたのだが、こんなに沢山となるとなんとも言えない気持ちになっている……という相談、というか愚痴トピだ。

 すごいタカリ嫁で笑ってしまった。でもたまにはこんな嫁がいてもいいだろう。資産家なのかもしれないが、言われるがままに、おねだりに応じるトピ主もすごい。オレオレ詐欺に騙されないか心配になってしまう。コメントでも筆者と同じく、多くが笑ってしまっている。

「おねだり上手なお嫁さんってだけだと思います。
賢いですね。
ずる賢いというか(笑)
言うとおりしてやらないと怖いタイプかな?
『そちらで買えないの?』って息子に言えば
帰省費もらえるなんて、しかも16万!」

「おもてなししすぎるのも困ったものですねぇ。かといってしなさすぎるのも摩擦が生まれたりするし。
布団の感想、一言だけならまだしも何度も何度もじゃあ、ちょっとね。お嫁さんも品がないこと。その時息子さんはどうしていたのかしら?
今回が初めての帰省で何となく分かったなら、今後も孫のおもちゃだの教育費だのと続くでしょうから夫とよく相談しておいた方がいいかもしれませんね。
夫とあなたの方針が一致していることが大事かと思います。この件でトピ主さん夫妻が仲違いなんてことはバカバカしいことですので」

「久々に笑わせて頂きました。最高! 天晴れ。上手に、褒め称え、賢いですね。
こうも言われると、流石に『送ってあげたら』と御主人。笑うしかないですね。
帰省ごとに、とんでもない出費になりそうな予感。今回の総出費は、50万くらい? もっと?
もう、来なくて良し! と。
双子ちゃんだと大変、強くないと!!
欲しいものゲットの精神!
転んでもただでは起きない?
可愛い孫二人も産んでくれたのですから、御褒美ですね。
お嫁さんとしては、あったかい、お布団、食事、『大きな財布』が此処にあるし、今度はいつ来よう? 楽しみ、って」

「ホイホイお金を援助する貴女に、ビックリです。
お嫁さんの、クレクレ攻撃にもビックリ。
こんな事を繰り返していたら、孫の費用まで全部出してくれ、って言われますよ。
老後の資金は大丈夫ですか?」

 さてこうした意見を受けてか、トピ主も動いた。お嫁さんはトピ主息子のいない間におねだり攻撃をしかけてきているので、息子にこれらの件を問い合わせたのである。すると年末年始の帰省の際に送った16万円が戻ってきたという。

「レスを読みお嫁さんが物を欲しがるのはもしかしたら本当に買えないからかもしれないとも考えさせられ、入籍時の収入だけを見て生活に困っていないと考えていたので息子に聞いて見ることにしました。
『お布団やストーブを送る約束をしたのだけど買えないほど何か困っているの?』とラインしたところなんだか話が噛み合わず何度かラインのやり取りをしました。
帰省費のことも息子は知らなかったようで16万送金したと説明した翌日に全額送金し返してきました。
ストーブも布団も他の物も必要ではないから送らなくていい、話し合ったから今後同じようなことはないと思うけどあったら俺に言ってと言われました。
住宅費を出して貰っただけで充分ありがたいし申し訳ないと思ってるくらいなのに帰省費やその他の物までなんて考えていない。
俺らに使うお金があったら自分たちで旅行とかうまいもん食べに行くとかしてくれ、と」

 トピ主はさらに続ける。

「お嫁さんの真意は分かりません。本当に欲しかったのか、それともお世辞を私が間に受けてしまったのか。夫は教育費や帰省費くらい今後も出してあげてもいいだろうと納得いかないようですが向こうから夫婦揃って言われない限りは援助はしないことにしました」

 お嫁さんは息子に内緒で16万の送金を受け、おねだりも続けていたようだ。これが息子の知るところとなってしまったため、おそらく息子宅では話し合いがなされるだろう。果たしてお嫁さんのタカリは姑への宣戦布告だったのか、それとも単なるおねだり気質によるものなのか、ちゃっかりセコい性分なのか。いずれにしても息子に咎められたことで、嫁からトピ主への風当たりが強くなるなどの展開もありうる。今年の年末は無事に双子の孫に会えるとよいのだが……

 自分が姑の立場だったらたまったものではないが、しかし面白いお嫁さんだなぁ。日本中のいびられ嫁がこれを真似すれば、年末年始の帰省に際する姑いじめの抑止力となるのではないか。私も姑との関係には毎度悩んでいるので、今後真似してみよう。

ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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