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『もみ消して、冬』Hey!Say!JUMP・山田涼介がジャニーズの気配を消して挑む、奇想天外の笑いの世界

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『もみ消して、冬~わが家の問題なかったことに~』公式HPより

 今回は『もみ消して、冬~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系・毎週土曜22時放送)に主演する山田涼介さんについて。この原稿を書くまで、彼に対しては「ジャンプ(HeySayJUMP)のセンターにいる、やたら華やかな子」「月9で『カインとアベル』(フジテレビ系・2016年)に主演していた子」という印象しかありませんでした。でも、小ギャグ連発の本作に主演したことで見る目は一変。自分のハンサムっぷりをかなぐり捨てて、コメディーに挑む姿は、まさに勇姿。その面白さをプレイバック。

“北沢家の3兄弟は全員が東大卒で、25歳・末っ子の秀作(山田)はエリート警察官、27歳・長女の知晶(波留)は弁護士、38歳・長男の博文(小澤征悦)は心臓外科医、父の泰蔵(中村梅雀)は私立高校の学園長と絵に描いたようなエリート一家。ただ金持ち故なのか、家族全員がどこか変わっている。そして、一家周辺で起こる『ちょっと面倒くさい事件』をパシリの秀作が解決していくストーリー”

「ジャンジャンジャーン♪」

 ドラマ内でギャグが発生すると、やや乱暴に流れる火サスのテーマソング。というか、毎回起こる事件自体が端から眺めているとただの“ネタ”。そして末っ子・警察官の国家権力を利用して解決に向かわせようとするのがお決まりのオチです。

 その解決策がなんとも素っ頓狂。父が不倫写真を撮られてしまえば、写真データを消そうとスマホごと盗んで海に捨てる。長男の上司の愛犬をうっかり逃してしまえば、そっくりの犬にすり替えようとする。20年間、一家に尽くしてくれた執事が退職をしてラーメン屋に就職しようとすれば、店に忍び込んでスープを不味く細工してクビにさせて家に戻そうとする。

 「ねえ、他に方法があるだろう?」と揶揄したくなる、ふざけているようにしか見えない解決策のオンパレード。でも北沢家のメンバーはいつだって真剣です。その裏には、家族に愛されている自信のない秀作が、家族に存在をアピールするため解決へ全力を注ぐ、という不器用な家族愛や健気さが描かれているのです。

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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