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星野源が『ドラえもん』でさらなる飛躍、「好きなことをやってきた」国民的愛されボーイここに極まる

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星野源がポッと出ではないと自負する下積み時代の功績「オモえもん」「マネキンに欲情」の画像1

星野源 オフィシャルサイトより

 2月27日掲載の「ORICON NEWS」インタビュー記事で、17年には自身最大規模のアリーナツアーを成功させ、3月3日公開の『映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌を担当するなど、八面六臂の活躍を見せる星野源(37)が、自らの強みについて「ポッと出ではないという自信みたいなものはある」と語った。

 多彩なことで知られる星野源。中学時代から校内で役者と音楽の両方を始めたといい、「演劇をやっていると『音楽のほうが才能ありそうだから、そっちに集中すれば?』と言われ、音楽のほうでは『演劇のほうが向いているんじゃない?』と言われ、文章を書きたいと言ったら『やめたほうがいいよ』って言われたんですよ」と現状に至るまで苦労が多かったことを告白。また文筆業については自ら編集者に売り込みをかけ、200字ほどの小さな枠から始まったそうだ。そんな自分を「諦めが悪い」と評しているが、いずれも成功と呼べるラインに到達しているのだからすごい。現在の星野源ブームの火付け役となった2016年放送のドラマ『逃げるが恥だが役に立つ』(TBS系)、『コウノドリ』(同)、『真田丸』(NHK)での演技で視聴者に強く印象を残し、昨年3月発売の著書『いのちの車窓から』(KADOKAWA)は『オリコン年間“本”ランキング2017』の「タレント本部門」で首位を獲得、そしてこのご時世において「恋」「Familysong」などリリースする楽曲の売上まで絶好調だ。

 こうした現在があることを下積み経験からつながっていったためだと分析し、「“ポッと出ではない”という自信みたいなものはあるかもしれないです」「たとえば自分が出演するドラマの主題歌を担当させてもらうときも、“俳優が初めてCDを出す”とは受け取られないので、そこは自分の強味だなと思います」と自負する星野源。何者でもない時期から、自らアプローチしてつなげてきた人脈、そして築いてきた信頼関係が今を作っていて、これからの未来にもつながっていくのだ。こうした彼の力強い言葉に、ファンからは「昔からの努力が評価されてよかった」「確かに星野さんは“ポッと出”の俳優とは一線を画した引き出しがある」と称える声が上がっている。

 星野源は、『逃げ恥』で演じた誠実なキャラクター・津崎平匡役の大反響を受け、放送終了以降もCM等で<津崎平匡っぽい人物>を演じている。しかし星野源の魅力が<津崎平匡っぽさ>だけにとどまらないことはファンなら誰でも知っていることだろう。先入観に支配されないフラットな価値観に立脚したラジオ『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でのおしゃべりは圧倒的に支持されているし、『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK系)で見せる“オモえもん”や“うそ太郎”などのオモシロキャラクターは確実にファン層を広げた。

 どう作れば売れるか、戦略を練って実行したから売れた、というわけではない。『ロッキンオンジャパン』4月号のインタビューで星野源は「もう自分の好きなことだけやれればいいやというふうに思って活動してきましたけどね。(映画)“地獄でなぜ悪い”以降ぐらいからですけど。でも、そうしたら、どんどんどんどん、聴いてくれる人が増えてきた感覚があったんです」と語っている。好きなことに集中していたらファンがついた。それなら、この先も好きなことをやっていくことが「ファンのみなさんへの誠実な向き合い方なんじゃないか」と考えているという。好きなことをやると、それを「好きだ」という人が現れ、増えていく。理想的なクリエイティブの波に乗っているといえるだろう。

 もちろん「好きなことをやる」は、「好き勝手わがままにやる」とは違う。自分自身が納得のいくまで試行錯誤を繰り返しながら作品を生み出しているわけで、「納得がいくもの」となって世に出ているからこそ支持されるのだ。

 3月3日公開の映画ドラえもん のび太の宝島』の主題歌「ドラえもん」を2月28日にリリースしたばかりだが、この国民的アニメとのタイアップにより星野源はいっそう飛躍するだろう。1月16日放送の『星野源のオールナイトニッポン』では、曲のタイトルを「ドラえもん」という直球勝負に決めたのは、タイアップ曲制作をオファーされ映画の台本を読んだ時で、「タイトルはこれしかない、絶対やばい」という確信のようなものを感じたと語っている。毎年、春の映画主題歌はすでに名のしれた歌手やアイドルがタイアップするが、ここまで直接的な曲できたことはなかった。結果、国民的アニメである『ドラえもん』主題歌として、何千万人がすでに知っているいくつかのテーマソングがあるわけだが、それらを上書きするでなく見事に新しい2018年の「ドラえもん」を音楽的に提示することに成功している。まさに大人も子供も同時にワクワクできるテーマソングが送り出されたのだ。

 ラジオでは「タイアップは、自分の力だけでは届けられないところにも曲を届けられる」とも語っていた星野源。「ドラえもん」を通じて、これまで以上に「星野源、いいよね」の感想は増えていきそうだ。

(ボンゾ)

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