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杉咲花『花のち晴れ~花男 Next Season~』満を持しての連ドラ初主演に期待

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『花のち晴れ~花男 Next Season~』Instagramより

『花のち晴れ~花男 Next Season~』Instagramより

 火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)が、417日よりいよいよスタートする。2005年に井上真央・松本潤主演でヒットした『花より男子』(TBS系)の新章ということで、放送が決定した今年1月から早くも注目を集めた本作。主人公の女子高生・江戸川音を演じる女優は、杉咲花(20)だ。彼女は、今回の役を務めるにあたってロングヘアをばっさりカットした。

 杉咲花の芸能活動歴は、まだ20歳にもかかわらず長い。味の素「Cook Do」のCMで美味しそうに回鍋肉を食べる女の子……と言えばピンとくる読者も多いだろう。プロフィールによれば身長153cmと小柄だが、モード系ファッション雑誌『装苑』(文化出版局)の紙面でも度々見かける。艶やかな黒髪、凛々しい目元、濃い眉毛……アジアンビューティーな少女で、イマドキの流行ヘアメイクやファッションよりも、モード系の装いをさせたくなるのはわかる。

 10代の頃から多数のドラマや映画に出演してきた杉咲花は、2013年放送の『夜行観覧車』(TBS系)では家庭内暴力をふるう女子中学生、2016年放送の朝ドラ『とと姉ちゃん』(NHK)ではヒロインの末の妹役などで好演し、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年、中野量太監督)では日本アカデミー賞やブルーリボン賞など複数の映画賞で助演女優賞を受賞。若干20歳ながら演技派女優として注目されている。

 『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』の放送に先駆けてゲスト出演した413日放送の『A-studio』(TBS系)でも、真っ先に話題となったのは彼女の演技力だった。この4月から同番組のサブMCで『とと姉ちゃん』で杉咲と共演歴のある川栄李奈(23)は、『とと姉ちゃん』収録時、杉咲の演技に鳥肌が立ったと興奮を明かした。

 『トイレのピエタ』(2015年、松永大司監督)では1年間に渡ってオーディションが行われ、オーディション期間中、杉咲は松永監督から「ひたすら罵られた」という。「お前そんなもんかよ」「こんな俺にでもできるわ」「やる気ないなら帰れ!」と罵倒され、すごく悔しかったが「やる気あります!」と怯まず、そして松永監督の愛情はしっかり感じたと振り返る。松永監督いわく役に入るとなかなか抜け出せない人”である杉咲は、帰宅後もRADWIMPSの野田洋次郎演じる主人公のことが忘れられず、ずっと考えてしまい母親を戸惑わせてしまうほどたったというから、真摯に役に打ち込んでいたのだろう。

 「元々ドラマが大好きで、1クールにやっている連ドラを全部見てるくらい」にドラマ好きだったという杉咲。だが最初は、母親のすすめで芸能界入りしている。一人っ子で母子家庭育ちの杉咲は幼い頃から沢山の習い事をしていたが、飽き性でどれも長続きしなかった。実は母親は歌手なのだが、幼稚園の学芸会で杉咲の演技を見て芸能事務所に入れたいと思ったそうだ。芝居ならばひとつの役が終わったらまた次の役……と色々な役ができるから続くのではないか、と母親は考えたという。その予感が的中したのか、杉咲は10代のうちにぐんぐん才能を開花させて伸ばし、20歳にして演技派女優と呼ばれるようになった。ちなみに子役時代は本名でスターダストプロモーションに所属していたが、4歳上の志田未来(24)に憧れ、志田の所属事務所を調べてオーディションを受け、研音に移籍したという経歴を持つ。その際に現在の芸名に変更した。

 『湯を沸かすほどの熱い愛』で第40回日本アカデミー賞授賞式では、発表の2週間ほど前から眠れず、全身蕁麻疹を発症するほど考え過ぎてしまったという杉咲。初の主演連続ドラマとなる『花のち晴れ』についても、「前作が人気だっただけに」とプレッシャーを感じている様子だったが、2月のクランクインから撮影は快調に進んでいるそうだ。『花より男子』で大ブレイクした井上真央(31)も、子役出身でオリエンタルな魅力の持ち主という共通点がある。井上はその後、NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』、大河ドラマ『花燃ゆ』に主演するという飛躍を遂げたが、杉咲の前途も明るいものとなるか。まずは『花のち晴れ』の成功にかかっているだろう。

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