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長谷川博己『まんぷく』『麒麟がくる』でNHK大役連投! 人物像を構築する「こだわりの役作り」

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長谷川博己が朝ドラ&大河で大役2連投! 名演の影にある「こだわりの役作り」の画像1

ヒラタオフィス オフィシャルサイトより

 2020年放送の第59作NHK大河ドラマが『麒麟がくる』に確定したと発表された。主人公は「本能寺の変」でお馴染みの明智光秀で、演じるのは実力派俳優・長谷川博己(41)だ。脚本は第29作『太平記』を手がけた池端俊策氏(72)のオリジナル。明智光秀を始め、織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉などの武将も、最新の研究と新解釈を反映した人物像に描かれるというから戦国時代マニアも期待できる作品になりそうだ。

 NHK大河ドラマの主役に明智光秀を据えるのは、『麒麟がくる』が初めて。歴史的にも謎の多い武将とされており難しい役どころだが、長谷川博己は制作発表会見で「光秀を今の日本に必要な存在だと思ってもらえるように演じたい」と意気込みを語った。長谷川博己にとっては2013年の『八重の桜』以来の大河出演。2016年に放送した長谷川の主演ドラマ『夏目漱石の妻』は池端氏が脚本を担当しており、それ以来のタッグとなる。

 『夏目漱石の妻』は、夏目漱石の妻・夏目鏡子が夫婦について綴った「漱石の思い出」を原案に、漱石に関する資料をひもとくなどして肉付けし、夏目夫妻の姿を描いた作品。夏目漱石についてしつこいほど徹底的に研究・分析して役に臨んだという長谷川博己は、夏目夫妻が新婚時代に暮らしていた熊本県にも個人的に足を運んだという。そのようにして夏目漱石の新しい人物像を構築・提示し、衝撃を与えた。同作は第43回「放送文化基金賞」優秀賞などさまざまな賞を受賞。そんな2人が『麒麟がくる』で再びタッグを組むとあって、SNSなどでは早くも「漱石がとにかく圧巻だったからめっちゃ楽しみ!」「このコンビが組んだら絶対鮮烈な明智光秀が出来上がりそう」と期待の声が高まっている。長谷川博己はおそらく、『麒麟がくる』でも謎の多い“明智光秀”という人物をリサーチし、彼なりに深く理解したうえで、芝居に臨むのだろう。

 しかしそう時間の余裕はない。長谷川博己は、今年10月から始まる朝の連続テレビ小説『まんぷく』にも、安藤サクラ(32)演じる主人公・今井福子の夫役という重要な役どころで出演する。『まんぷく』の放送は2019年3月末まで続き、同年6月には『麒麟がくる』の撮影が始まる予定となっている。長谷川博己はほとんど間をあけることなく、NHKの長期ドラマに連投することになるのだ。

 朝ドラから大河ドラマへの連投は過去にも前例があり、鈴木亮平(35)は2014年放送の朝ドラ『花子とアン』出演、現在放送中の大河『西郷どん』に登場している。2006年放送の朝ドラ『純情きらり』で主演を務めた宮崎あおい(32)も、2008年放送の大河『篤姫』に主演。井上真央(31)も2011年放送の朝ドラ『おひさま』で主人公を演じた後、2015年放送の大河『花燃ゆ』で主役に起用された。なお最短記録は渡辺謙で、今回の長谷川博己よりも短い1986年放送の朝ドラ『はね駒』にヒロイン・斉藤由貴の夫役で出演した後、1987年放送の大河『独眼竜政宗』にて主演を務めている。

 長谷川博己は記者会見にて、NHKドラマ2連投することについて「やり遂げたら1年くらい天下がほしい」と笑った。役者としてブレイクしたのは2010年放送『セカンドバージン』(NHK)であり、遅咲きだった長谷川博己だが、天下はすぐそこである。

(ボンゾ)

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