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山口達也のわいせつ事件で露呈、ジャニー喜多川氏は実質隠居・責任所不在のジャニーズ事務所

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記者会見での山口達也

記者会見での山口達也

 TOKIOの山口達也(46)が未成年への強制わいせつ事件を起こしたことについて、ジャニーズ事務所の代表取締役であるジャニー喜多川氏が謝罪コメントを発表。さらに52日に山口以外のTOKIOメンバー4人が記者会見を開いた。会見ではTOKIOが解散や活動停止などを予定しておらず、また山口達也がTOKIOおよび事務所からの辞意を表明したものの、処分を保留していることが伝えられた。

 ジャニー社長が所属タレントの起こした事件で公式に謝罪コメントを出すのは初めてのことだという。以下、ジャニー社長のコメントを引用する。

関係各位殿

弊社所属グループTOKIOのメンバーである山口達也が起こしました事件により、被害を受けられましたご本人様とそのご家族様、ならびに今まで山口をご支援頂いておりましたファンの皆様、関係各位の皆様には多大なるご迷惑とご心配をお掛けして参りました。
ここに改めて深くお詫びの念をお伝えさせて頂きます。

本日、山口達也に不起訴処分が下されましたが、山口が起こしました事件の事実並びにことの重大さには変わりございません。
弊社としましては、ことの重大さを真摯に受け止め、全員がそれぞれの立場で信頼回復に全力を尽くす覚悟です。

TOKIOのメンバーもそれぞれが23年の時を重ねて今の場所に立っています。
彼らが、まず何をすべきか、これからどうしていくか、彼らが考えて決めていくことを受けとめます。
私自身は全ての所属タレントの「親」としての責任を負いながら今後も彼らが“ひと”として成長できますよう、支援し続けて参る所存でございます。

201851
株式会社ジャニーズ事務所
代表取締役社長 ジャニー喜多川

 しかしジャニー社長は上記のコメントを出したものの、山口達也本人や他のTOKIOメンバーとは会っていないようだ。謝罪会見にて、城島茂(47)が「ジャニーさんとは電話で話をした」と明かした。

 山口達也の事件が発覚したのは425日夕方、NHKによって書類送検の事実が報道されたのが最初だった。TOKIOはその日5人全員で番組収録をしていたが、収録後の18時半頃に「こんなことが報じられている」と知らされたという。その後も個別の仕事があったため全員で話し合いの時間を設けることが出来ず、国分太一(43)と城島茂だけが山口の個別記者会見後に面会。5人全員が揃ったのは、430日の夜19時頃だったという。

 その会合の場にスタッフは居合わせずメンバー5人だけだったそうだ。場所も所属事務所のオフィスではなかったのだろうか、ジャニー社長をはじめ幹部も姿を見せなかったようだ。ジャニー社長が出した文面にあるように「彼らが考えて決めていくことを受けとめます」というのが会社としての総意なのだろうか。

 城島いわく、「昨日(51日)、ジャニーさんと電話で話した」そうで、会見で次のように明かしている。

城島「(ジャニーさんは)どうしたの、大丈夫なの、と。いろいろあるみたいだけど僕自身どうしていいかわからない。君たちも50歳近い人間の集まりなんだから、大丈夫なの? と心配された。とにかく頑張ってくれ、明日会見なんだろ頑張れよと励まされた感じでした。グループの存続等については、山口が辞表を出したことは伝えた。なるほど、ということでしたが、とにかくそのときに、4人のメンバーがどうすればいいか結論が出なかったので、辞表は僕がリーダーとして預かっている、答えを出すのは待っていただけませんかと言ったらわかったと」

 所属事務所の社長がタレントの不祥事に際して「僕自身どうしていいかわからない」と言い、タレントを矢面に立たせて「会見頑張れ」と励ますことには、疑問を禁じ得ない。城島のコメントからは、すでにジャニー社長が彼らのマネジメントをする立場ではないどころか事務所の中でも重大な決定を下す立場にない、ほぼ引退状態にあることが伺えた。

 また、4人で謝罪の言葉を述べたいというメンバーたちの思いが会見につながったにしろ、所属タレントの不祥事について事務所スタッフが誰も何も言わない、進退を決める話し合いにも参加しない、というのはあまりに不自然である。もしかして、現状のジャニーズ事務所には、この事件について責任を取れる幹部がいないのだろうか。

 SMAP解散騒動の引き金であった、飯島三智氏の退社。以降、ジャニーズ事務所からの優秀なスタッフ流出に歯止めがきかない状況であることは事実のようだ。

(清水美早紀)

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