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TOKIO謝罪会見、何がしたかったのか 山口達也の「辞表」提出という違和感、解雇処分を判断するのはメンバーなのか?

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5月2日記者会見にて

5月2日記者会見にて

 TOKIOの山口達也(46)が未成年への強制わいせつ事件を起こしたことについて、5月2日に山口以外のTOKIOメンバー4名が謝罪会見を開いた。その模様はテレビのワイドショー番組でも生中継された。城島茂(47)、松岡昌宏(41)、国分太一(43)、長瀬智也(39)はいずれも黒いスーツで現れ、沈痛な面持ちで深々と頭を下げ、それぞれが今回の事件についてコメントしてから着席し、詰めかけた報道陣の質疑に応答した。

 しかし不思議だったのは、山口達也が彼らに「辞表」を提出したということだ。4月30日の夜に彼らは今後のことを話し合うために5人だけで集まり、山口からの謝罪を受けたという。その際に山口は、用意してきたという「辞表」をカバンから取り出し、メンバー全員がそのことに大きなショックを受けたと話した。彼らにとってはやはり長く苦楽を共にしたメンバーの脱退は受け入れがたいということなのだろう。

 それはともかくとして、このような場面でタレントが「辞表」を提出というのは聞いたことがない。例えば所属事務所を辞めたいという意思を表明するにしても、辞表という形をとりはしないだろう。しかもその「辞表」を、事務所幹部に渡すのではなく、TOKIOリーダーである城島茂が預かっているという。

 そもそもこのような事態になっていながら、メンバー5人だけでの会合というのも腑に落ちない。仲間内で済ませられる問題ではなく、「5人だけで話をしたい」という時間があったとしても、そのあとに所属事務所の幹部なり社長なり、さらに弁護士なども交え、今後について検討するのが通常ではないだろうか。

 「辞表」提出というやり方も不思議だが、辞意を表明した山口をメンバーが慰留すること自体はわからなくはない。しかし解雇、存続、脱退といった、多くのスポンサーやクライアントが絡む重大な決断をも、5人だけで決めるというのは無理がある。2日の謝罪会見では国分から「今は山口も自分たちも冷静な状態でないから、これから落ち着いて検討したい」との発言も出ていたが、最終的な判断をするのは会社ではなく彼ら自身の責任ということなのだろうか。それもおかしな話である。これでは決断を迫られるTOKIOメンバーたちが気の毒だ。

 そもそも今回の騒動で、最初にジャニーズ事務所が流した謝罪文は衝撃的なものだった。

報道関係各位

お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております。被害者の方には誠心誠意謝罪し、和解させていただきました。

ジャニーズ事務所

 社内も相当混乱していたのかもしれないが、それにしても謝罪文としてはありえない短さで、「お酒を飲んで」から始まる点でも会社名義で出したコメントとは到底思えない稚拙さで誠意の感じられない内容だ。発足してすぐの個人事務所であっても、もう少し謝罪文書の定型を意識するだろう。ましてや長い歴史を持ち数多くのトップテレビタレントを輩出し、今なおテレビの頂点に近い位置に君臨するジャニーズ事務所だ。なぜこのような対応になってしまっているのか、理解に苦しむ。

 また、会見で城島茂は「ジャニー喜多川社長と電話で話した」と発言しその内容を明かしたが、ジャニー氏は「大丈夫なの?」と心配していたのだという。まるで他人事のようだが、それこそ大丈夫なのだろうか。ジャニー氏も謝罪文をマスコミに流したはずだが、あれはいったい何だったのだろうか。

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