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小室圭さんへのバッシングが吹き荒れる日本で、ヘンリー王子とメーガン妃の結婚から私たちが学ぶべきこと

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『サンデー毎日増刊 おめでとう眞子さま 小室圭さんとご結婚へ 眞子さま 佳子さま 悠仁さま 秋篠宮家の育み』

 先日、イギリス王室のヘンリー王子(33)とメーガン・マークル妃(36)が結婚式を挙げた。黒人の母親と白人の父親の間に生まれたアフリカ系アメリカ人で、離婚歴がある女優というバックグラウンドから、マスコミやSNSではバッシングも相次いだものの、イギリス王室は挙式までこぎつけることができた。

 元TBSアナウンサーで現在はタレント・エッセイストの小島慶子(45)は、「週刊プレイボーイ」(集英社)2018611日号に掲載されたコラムのなかで、ハリー王子とメーガン妃を祝しながら、翻って日本の皇室の状況に思いをめぐらせている。

<メーガン妃を見て思うのは、日本の皇室でこれは可能かということです。例えば悠仁さまが、外国にルーツを持つ人や離婚歴のある人、エンターテインメントの世界で仕事をしていた人との結婚を望んだら。現在の皇室典範にのっとるなら、未来の天皇は悠仁さまのみ。立場を捨てて恋に生きるわけにもいきません。ロイヤルファミリーであっても、多様化する世の中のありようとまったく無関係ではいられないこのご時世に、日本の皇室はどうなっていくのでしょう>

 先に少し触れた通り、ふたりが交際を始めた2016年の夏以降、英国内ではメーガン妃への差別的な記事や書き込みが多く出回った。この事態を重く見たヘンリー王子の要請により、その年の11月にはイギリス王室から、メーガン妃へのハラスメントを止めるよう要請する異例の公式声明まで出されている。

 英国王室ですらそのような状況なのだから、小島慶子の言う通り、これを日本に置き換えたらどういう軋轢が起きるのかは想像に難くない。

 それは、秋篠宮家の長女・眞子さま(26)と、婚約者である小室圭さん(26)が現在置かれている状況を見れば火を見るより明らかだ。

 そもそも、始まりはこんな状況ではなかった。昨年5月に婚約の報道が流れ、同年93日に婚約内定会見が執り行われるまではマスコミにも祝福ムードが流れていた。しかし、メディアが小室圭さんのことを報じるごとに、だんだんと空気が変わっていく。

 まずは、法律事務所に勤めている小室圭さんの年収が250万円程度という話を端緒として、その後、彼の父親が自殺しており、それを苦に父方の祖父も自死していたという、家族のプライバシーを暴く報道までなされた。

 この流れに拍車をかけたのが、小室圭さんの母・佳代さんの元婚約者だという男性が明かした借金トラブルである。その男性は、圭さんの学費、留学費用、通っていたアナウンススクールの授業料などのため約400万円を貸したのが、いまだに返済してもらえていないと各メディアに告発してまわったのだ。

 こうしてメディアスクラムが組まれた後のプライバシー暴きはとどまるところを知らず、小室圭さんの祖母(故人)が新興宗教「大山ねず命神示教会」を過去に信仰していたこと、佳代さんが「霊媒師に心酔していた」こと(小室母子と親しかったという喫茶店のオーナー談)、小室さんがICU卒業後に新卒入社(その後退社して大学院に進学)した三菱東京UFJ銀行での印象など、次から次へと悪評が飛び交った。

 結果的には宮内庁が、ふたりの結婚を2020年まで延期すると発表(本来は今年11月に結婚の予定だった)。しかし、結婚が延期になったいま現在でもバッシングは止んでいない。ネット上では、眞子さまが嫁がれる際に支給される一時金(今回は約15000万円)が目当てで近付いたに違いない、と決め付けるものも散見され、「いまからでも遅くないから結婚は取りやめるべき」などという声も飛び交っている。

 今回のバッシングの元となっているのはあくまで週刊誌報道であり、小室圭さん側からの言い分は出ていない。書き方次第で読者の心象などいかようにでもできるわけで、盲目的に叩く前にそのことにも留意しなければならないが、過熱したバッシングのなかにそのような冷静かつ客観的な意見はほとんど見受けられなかった。

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皇室 Our Imperial Family 第78号 平成30年春号 (お台場ムック)