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「母親役」続く篠原涼子の演技の触れ幅 クールで有能な女性からコミカルなオヤジまで

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映画『人魚の眠る家』公式サイトより

 2018年11月公開の映画『人魚の眠る家』で、西島秀俊(47)と映画初共演を果たす篠原涼子(44)。アイドルとして芸能活動をスタートし、歌手から女優へ転身して20年。様々な役をこなしてきた彼女だが、円熟味を増している。『人魚の眠る家』は東野圭吾(60)原作のヒューマンミステリー作品。篠原涼子は娘の小学校受験が終わったら離婚すると決めている夫婦を西島秀俊とともに演じる。しかしある時、娘がプールで溺れて脳死状態に陥ってしまう。夫婦は臓器提供を決断するのだが……というあらすじだ。

 『アンフェア』(フジテレビ系)や『ハケンの品格』(日本テレビ系)などで、クールで有能な女性を演じてブレイクした篠原涼子。一方でコメディ演技も得意としており、『アットホーム・ダッド』(フジテレビ系)や『ラスト・シンデレラ』『オトナ女子』(同)などの明るく元気な女性・母親役も彼女の十八番である。女性最近では2017年10月期の月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』は、普通の主婦が政治家になるというストーリーであったが、賢くはないが明るく一本気な主人公のキャラクターをコミカルに演じた。しかし『人魚の眠る家』は、そのどれとも違う。

 篠原涼子は「初めて原作を読んだときから、同世代の子どもを持つ親として自分だったらどう向き合うのか? 薫子(篠原涼子が演じる役)のように強くなれるだろうか? なかなか答えの出ないテーマの作品だと、ずっと心の中に残っていました」とコメントしている。私生活では2児の母であり、長男はもう小学4年生、次男は年長さんである篠原涼子にとって、まったくの他人事として見ることの出来ない役だっただろう。また、観客も自分自身の内側を問わずにはいられない作品になっているはずだ。

 今年は8月公開予定の主演映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が控え、来年も主演映画『今日も嫌がらせ弁当』が控えている篠原涼子。この2本でも母親役を演じている。一方で、7月から上演する舞台『アンナ・クリスティ』では、佐藤隆太(38)演じるマットと恋に落ちる女性・アンナ役。精力的に活動する篠原涼子の女優としての“イメージ”は、そう簡単には固定されないだろう。現在40代だが、彼女は50代、60代になっても活躍していくだけの幅をすでに持っている。

(ボンゾ)

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人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)