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DA PUMPは、“かわいいおっさんたち”ブームに乗って、次世代のSMAPになれるか?

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池袋サンシャインシティ噴水広場でのリリースイベントにおいては、「U.S.A.」歌唱中は録画・撮影OKとすることをメンバーのISSA自身がアナウンスした。(写真は筆者提供)

“わちゃわちゃ売り”で、DA PUMPは次世代のSMAPに

 それにしても、ハロプロファンの男性たちがDA PUMPという男性アーティストに夢中になるのはなぜなのだろうか? メディア文化論を専門とする大妻女子大学の田中東子准教授はこう語る。

「頑張っている同性を応援するという感覚は、スポーツファンを例に採ると理解しやすいのではないでしょうか。アイドルオタクというと異性を対象とするイメージがあるかもしれませんが、例えば男性サッカーファンは同性の選手に熱狂しているわけですよね」(田中東子准教授)

 サッカーファンがさまざまな選手のスペックやキャラクターを調べたり、過去のチーム編成についてあれこれ言い合ったりしているのは、アイドルオタクが繰り広げるファン活動と極めて近いと田中准教授は分析する。

「ファン活動の醍醐味には、大きく2つの要素があります。1つは、頑張っている人を応援することによってエネルギーを得られるということ。もう1つは、同好の士同士が数珠つなぎ式にどんどんつながっていくことによって、濃密なコミュニケーションが可能になるということです。SNSを通じて情報と感情とが日々交換されていく現代においては、良くも悪くも、以前よりもたやすくファン同士の団結感・連帯感が生成されます。そのような時代にあるからこそ、今回のような“合同ムーブメント”が一気に生成され、わき上がったのではないでしょうか」(田中准教授)

 さらに田中准教授は、DA PUMPの意外な“可能性”をこう指摘する。

「最近は、ドラマ『バイプレイヤーズ』『おっさんズラブ』がヒットしたり、歌謡グループ・純烈の人気が高まったりと、“かわいいおっさんたち”ブームが到来しています。ブームとなる中高年の男性タレントに共通する特徴は、下積みが長いこと、しかし実力があること、そしてグループ内の仲がいいことの3つ。DA PUMPも、仲のよさをもっとアピールすれば、おっさんたちの“わちゃわちゃ感”が好きな層には、強く響くのではないでしょうか。SMAPなき今、歌って踊れるかわいいおっさんたちのポジションはDA PUMPに……という未来が来るかもしれませんね」

 ハロプロファンというブースターを得て、“国民の兄貴的”存在に……。DA PUMPは、ごぎげんなニューポジションに到達することができるだろうか?

(有馬ゆえ)

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