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RADWIMPS・野田洋次郎が謝罪「不快な想いをさせて…悲しい」

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Yojiro Noda twitterアカウントより

 バンド・RADWINMPSが今月6日に発売したニューシングル『カタルシスト』に収録されているカップリング曲「HINOMARU」が、「軍歌のようだ」「ナショナリズムを高揚させる」など批判を浴びている件で、ボーカルで作詞作曲を担当している野田洋次郎が11日、ツイッターでコメントを発表した。

 「さぁいざゆかん 日出づる国の 御名の下に」「気高きこの御国の御霊」といった歌詞のある「HINOMARU」は、タイトルからもわかるように、日本への愛国心がテーマとなっている。なお、表題曲「カタルシスト」は、フジテレビが今年開かれるワールドカップのテーマソングだ。

 ネットで「HINOMARU」の歌詞に対して批判が上がる中、野田は8日に、

「…日本に生まれた人間として、いつかちゃんと歌にしたいと思っていました。世界の中で、日本は自分達の国のことを声を大にして歌ったりすることが少ない国に感じます。歴史的、政治的な背景もあるのかもしれません。色んな人がいて、色んな考え方があります。誰の意思や考え方も排除したくありません。僕はだからこそ純粋に何の思想的な意味も、右も左もなく、この国のことを歌いたいと思いました。自分が生まれた国をちゃんと好きでいたいと思っています。好きと言える自分でいたいし、言える国であってほしいと思っています。まっすぐ皆さんに届きますように」

 というコメントをツイッターに投稿。批判・擁護ともに多数のリプライが寄せられていた。

 そして10日、野田氏が新たに本件について英語と日本語でコメントを発表する(以下、日本語でのコメントを全文転載)。

「戦争が嫌いです。暴力が嫌いです。
どんな国のどんな人種の人達とも、手を取り合いたいです。
終戦記念日やその他の歴史的な事柄を語る時、アジア各国でライブをする度、僕はなるべく自分のメッセージを伝えてきたつもりです。
時代に逆行するのではなく、前進しようと。二度と繰り返してはいけないと。
HINOMARUの歌詞に関して軍歌だという人がいました。そのような意図は書いていた時も書き終わった今も1ミリもありません。
ありません。誰かに対する攻撃的な思想もありません。
そのような具体的な歌詞も含まれてません。
この曲は日本の歌です。この曲は大震災があっても、大津波がきても、台風が襲ってきても、どんなことがあろうと立ち上がって進み続ける日本人の歌です。みんなが一つになれるような歌が作りたかったです。結果的にその曲で不快な想いをさせてしまった人がいたというのが何より悲しいです。

日本の歌を歌う上で歴史の上に成り立っているこの今の僕ら、その想いものせたかったので古語的な日本語を用いたのも一つの要因かもしれません。僕は色んな曲で古語を使うので自然な流れでした。
色んな人の意見を聞いていてなるほど、そういう風に戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるかと腑に落ちる部分もありました。傷ついた人達、すみませんでした。
これが僕の気持ちです。一つの嘘もありません。これからのキャリアや行動でもそうであることを証明していくつもりです。
どうか、皆さんに伝わりますように。
この先も、僕なりに自分のメッセージを伝えていきます。音楽で、活動で、この世界のプラスになるエネルギーとなれるように頑張ります」

 いまいち何が言いたいのか掴みきれないコメントだが、不快にさせ、傷つけた人たちに対して謝罪をしているようだ。

 同様に「愛国歌ではないか」と批判されたケースは「この国に泣いて 笑い 怒り 喜ぶ なのに 国家はこっそり唄わなくちゃね 美しい日本 チャチャチャ」といった歌詞が含まれているゆずの「ガイコクジンノトモダチ」や、「万歳!万歳!日本晴れ 列島草いきれ 天晴」「さいはて目指して持って来たものは唯一つ この地球上で いちばん 混じり気の無い気高い青」と歌い上げた椎名林檎氏の「NIPPON」がある。野田氏同様、これらの曲にも批判が殺到したが、謝罪やコメントなどは発表されていない。

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