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『あいのり』桃の離婚理由に「公表することじゃない」「あんたが遊びすぎだからでしょ」批判、“妊活とレス”という板挟みの辛さには共感も

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 桃はもともとアンチが多いタレントで、桃が201511月にリリースしたライフスタイルブック『桃のすべて』(学研プラス)のAmazonレビューは418件中314件が星ひとつ(2018711日時点)であることを考えれば、批判が続出するのもさもありなん。だが、こうしたアンチの誹謗中傷がかねてより存在するからこそ、離婚報告に際して、あえて生々しいワードを使ってでも率直に綴ったのかもしれない。もちろんどう転んでも批判する人はいるが、せめて離婚理由をボカさずに公表することでこれ以上の余計な憶測を招かずに済み、彼女自身を守ることになるとも考えられる。

 桃が離婚理由を明かしたことは確かに元夫のプライバシーに関わるデリケートな問題だが、もし詳しい理由を明かさず、あるいは「性格の不一致」などを理由として離婚公表していたとしても、おそらく桃はネット上で「妊娠しなかったから離婚」「桃が遊んでばかりいたから離婚」などとバッシングに晒されていただろう。

 また、ブログでプライベートをオープンにしている以上、桃に離婚理由を公にしないという選択肢はなかったと思われる。桃は現在もブログが上位ランキングに入る人気ブロガーであり、特に結婚後は、毎年のように結婚記念日を祝い、幸せそうな結婚生活を綴っていた。きちんと離婚理由を説明しなければ、アンチだけでなく自分のブログを楽しみにしているファンたちも納得しないと考えたのかもしれない。

 公表の是非・賛否はさておき、婚姻関係の解消(離婚)の申し立ての動機として、「性的不調和」は認められている。司法統計によると平成28年度、婚姻関係解消の申立人となった夫18,135人中2,407人(約7.5%)が、申立人となった妻48,359人中3,465人(13.9%)が動機のひとつとして「性的不調和」を挙げている(※申立人の言う動機のうち主なものを3個まで挙げる方法で調査重複集計)。夫婦間の性的スキンシップがなくともたいしたことではない、と捉える人もいるだろうが、深刻な問題と受け止める人も多くいるのだ。

 特に、妊娠を希望し、周囲にもそのことが知られている中で、<肝心の行為>はないというケースにおいて、“妊活中なのにセックスレス”という矛盾に苛まれれば誰だって苦しいものであろう。まして夫婦どちらも肉体的には問題がなく、生殖医療の必要性がないとなれば、袋小路だ。悪気はなくともしつこく「子供は?」と尋ねる人もおり、友人たちは当たり前のように妊娠して子育てをスタートさせる。特に女性は年齢を重ねるごとに妊娠しづらくなるが、社会は「早めに産みましょう」と推奨する。そんなことはわかっているよ、と言いたくなるだろう。今回、桃の告白に共感し、背中を押されたという人は少なくないのではないだろうか。

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中崎亜衣

1987年生まれの未婚シングルマザー。お金はないけどしがらみもないのをいいことに、自由にゆる~く娘と暮らしている。90年代りぼん、邦画、小説、古着、カフェが好き。

@pinkmooncandy

バナナ&ストロベリー

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