「子宮系女子」のトップ・子宮委員長はる氏が引退宣言後に住居をかまえた長崎県の「壱岐島」。ここで起きている出来事についてを引き続き、お届けしてきましょう。雑談メンバーは前篇と変わらず、サイゾーウーマンで「教祖様注意報」なる連載を持つ、スピリチュアルウォッチャーの黒猫ドラネコ氏。同じく、以前より子宮系女子たちに注目しているマダムユキ氏。そしてわたくし山田ノジルの3名でお届けしていきます。
子宮系女子たちが続々と移住。いま壱岐島で何が起きている?
スピリチュアルビジネスを観察する人たちの間で、今注目度が高いスポットといえば長崎県の「壱岐島」です。当連載ではおなじみの「子宮系女子」のトップ・子宮委…
さて、今回この座談会的な集まりを設けたきっかけは、子宮委員長改め八木さや氏が、信者たちへ壱岐島への移住を呼びかけたこと。そこから派生し始めた信者たち周辺の困惑が、我々の耳に届くようになったのです。そこそこ注目を集めているのは、幼子2人を連れた無職のシングルマザー。八木さや氏の怒りに触れ、約束していた住まいと仕事を反故にされ、頼る人が誰もいない状況で放り出されたという出来事です。
それまでも地元の神社に多額のお布施を奉納して突っ返されたり(神社の権威を利用したスピビジネスがしたかったのかな!)、市長選に出ると言いだしたりと常に燃料を投下してくれる存在ではありましたが、あまりに非情な振る舞いにざわつきが次第に大きくなってきた……というのが現状。
子宮系女子の経済活動
マダムユキ(以下、ユキ):八木さや氏は現在、移住支援を謳って島の不動産物件を買いまくっているようですが、彼女に関わる移住者たちってあの土地で労働するつもりは全然ないですよね。
ノジル:八木さや氏が売っていた情報商材「自己開示ビジネス」からの~セミナー!とかがせいぜい? あとはハーブティー売ってる方とかヨガ講師の方とかもいましたっけ。ツイッターで拾った情報では、島のおばあちゃんたちに布ナプキンを縫わせる仕事を委託する動きもあったようです。結局また子宮ネタですか! という呆れとともに、何も知らない島民をおかしなビジネスに巻き込まないでいただきたい。
ユキ:壱岐市の移住者に向けた情報を見ていると、漁業・農業・介護とかのお仕事ならありますよというようなことが書いてあるんですけど、とりあえず彼女らは誰ひとりとしてそれらの仕事にはつかなそう。今回注目されている妊婦さんのほかにも、やはり八木さや氏に叩き出された妊婦さんが現在も壱岐の島にいるようですが、結局彼女らの妊婦健診や出産費用を負担するのって、市ですよね。税金を納められるような人たちではなさそうだし、市のメリットって一体なんだろう。
ノジル:八木さや氏だけはかろうじて、それなりの税金を納められるのかな。ほかの子宮系移住者は、八木さや氏が展開するビジネスのおこぼれを多少預かるくらい? 閉鎖コミュニティで息苦しそう。
黒猫ドラネコ(以下、黒猫):おこぼれじゃなくても、自分も「自分ビジネス」とやらで八木さや氏みたいにやれる! って思っているのが異常なんですよ。ネットに顔出して名前出して、ようやりますよ。
ノジル:自分をさらけだして集客する自己開示ビジネス? 八木さや氏自身はそれでお金になったからいいかもしれないけど、一般の人がむやみやたらにマネするのはあまりにもリスクが大きいですよね。
黒猫:しかも八木さや氏だから可能な、特殊なやり方。再現性がなさすぎる。「あなたにもできる」とか、「老後も安心」とか、どうしてそんな根拠の薄いものを信じられるのか。
ユキ:ほかの移住者の方たちのブログとかもちらほら見てるんですけれども、自己開示! とか言って結局、自分のことを暴露してるだけですよね 。私生活とか。もともと稼げない人がさらに稼げない土地に行ってどうするって思います。やっぱり人が集まるところにお金は集まるじゃないですか。だから細々としたビジネスも、東京だから成り立つっていうのはありますよね。壱岐に移住して自分ビジネス? ちょっと無理がある。八木さや氏は、自分ビジネスだなんだと言う前から、長年オリジナルのメソッドを発信してきた、それなりの積み重ねがあるんですよ。短期でうまくいくと思ったら、大間違いです。