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能年玲奈と高校野球「女子マネおにぎり問題」

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 だが一方で、三宅さんの選択がとりわけ愚かなことではないという見方もできる。高校生活を大学進学のために捧げるのではなく、甲子園という目標のために力を尽くすこと自体は、他人が愚かだなんだと口出しすべき問題ではないし、そもそも選抜クラスに在籍していたほど優秀なのだから、推薦枠での難関校進学にシフトしている可能性もある。ただ、これが「女子マネ」でなく、男子マネージャーであっても、「おにぎりのためにクラスを格下げする」選択が同様の美談として広まるかどうかは甚だ疑問。

 今回の場合は「おにぎり2万個」が勝利の源だったとしてフューチャーされたが、野球部マネの仕事は多岐にわたる。洗濯、ベンチや部室、バックネット裏の清掃。草取りや水まきなどのグランド整備。お茶などの飲み物作り。ボール縫いやベース洗いなど道具の手入れ。ボール拾い。スコア集計。テーピング。合宿時の食事作り……なかなかハードワークだ。清掃や整備や道具手入れは選手も部員としてやればいいと思うし実際に全員で行っている部もあるだろうが、これら作業をこなすマネージャーは確かに選手たちの「お世話係」かもしれない。

 かつて男(というかマザコン男)たちの憧れだった浅倉南の「よくよく考えたらワガママなこと言ってるんだけど、妙に健気に見えて士気を鼓舞される」存在感、その「妙に健気に見える」理由はやっぱり「お母さんみたいにチームのお世話をしている」からなのだろうか。いや、部活動の女子マネージャーが求められているのは、スポーツマネジメントではなく、「女子マネというアイドル(偶像)」なのだろう。

 さて、おにぎり問題がネット上を賑わせたのと時をほぼ同じくして、もうひとつ「女の子の扱い/扱われ方」という括りで捉えると同類の議題が噴出していた。女優の能年玲奈(21)が、11日に出席した会見で【思わぬ持論】を展開して【報道陣の目が点になった】というスポーツ紙の記事が発端だ。

 写真集とそれにまつわる展示の発表イベントで、能年玲奈は以下のように発言したという。

「日本では女の子の世界観を発揮できる場所が少ない。発表できるのはまれ。テレビとか映画を見ても、(キャストは)男の人だらけで女の人は1人とか、男の人だらけ。女の人だけで成立するのは珍しい。その中で(展示を)やれたのは、女の子だけでもおもしろいことをできるんだぞっていう(ことを示す)第1弾になったと思う。これからも女の子のパワーを発揮できる場所を増やしていきたい」(東スポwebより)

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