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「共働き両親の子供はおかしくなる」「子供はおぶってほしいと思っている」子育てをめぐるトンデモ言説に辟易!

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 科学的根拠も示さずに不安や偏見を煽るような言説は、ほかにもある。

 保育園に子供を預けることで成長に悪影響があるといったものは代表的で、「保育園」「悪影響」で検索すると「『笑顔が少ない子になる』と言われた」という話や「長期間預けると問題行動を起こす」などの説が出てくる。ちなみに我が家の2歳児は8カ月の時から保育園に通っているが、いつも笑顔過ぎて周囲の大人が困惑するほどで、園の他のお子さんも問題は見られない様子。どういうことなのか、科学的に説明してもらいたいところだ。

 ほかにもネット上では帝王切開で産まれた子供は「産道を通ってきてないから弱い」と言われた、などの相談も見受けられる。ちなみに筆者の周りの帝王切開で出産した友人の子らは皆元気いっぱいだ。これも「帝王切開否定論者」の方々には、どういうことなのか説明してほしいところだ。

 9月には、富山県滑川市の上田昌孝市長が市議会で「晩婚化と(出産が)遅いほどDNAの傷から、なかなか健康な子供が産まれてこない」などと述べたことも話題になった。高齢での妊娠は先天性の遺伝子異常の確率が上がるということを言いたいのかもしれないが、ふんわりした言説なので真意が伝わらないうえに、これから子供を産もうとする夫婦や高齢で産んで子育てしている父母を不安にさせるだけである。布ナプキンを奨励し、市販のナプキンを使うと「経皮毒」による健康被害が生じるなどと紙ナプヘイトをまき散らすサイコ女と同じテンションにも見えてくる。

 冒頭の記事では「言葉を発することができれば、お父さんお母さんにおぶって欲しいと主張するのではないでしょうか」などと子供の気持ちを代弁していた。著者は赤ちゃんの気持ちが読める特殊能力をお持ちのようだ。今後また、出産・子育てにおけるどんなトンデモ主張が出てくるのか、子育てしながら生温かくウォッチしていきたいところである。

■ブログウォッチャー京子/ 1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

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