多忙アイドルでも整形は可能。ダウンタイムわずか数日という事実

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(UsakoGekoyama)

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【前編:老いで皮膚は薄くなる。ヒアル注射でパンパン化しないために

――ここまでお伺いしてきたような施術を、人前で顔を晒すお仕事である芸能人の方もちょこちょこやられてると思うんですけれども、“ダウンタイム”問題は、どうクリアしているのでしょうか。芸能人って、丸一日オフの日が全然ない方もザラですよね。

三苫先生「目を積極的にがっつりいじったりしなければ、案外、痛々しい傷痕が見えるようなものは少ないですよ。たとえば注入系ですと『少し腫れぼったい?』という状態や内出血が数日間続きます。腫れがどの程度で引くかは個人差があり、一概には言えません。鼻やアゴ、おでこなどにプロテーゼを入れた場合、本当の完成は半年後ですが、比較的、皮膚が厚い場所でもあるので、他の部位よりも腫れが目立ちにくい傾向にあります」

――意外と早いんですね。しかも、施術直後でも「ちょっと腫れてるかな」程度とは。でもそれって、プロテーゼがしっかり定着すれば、というか炎症も起こらず、感染症もなく上手くいった場合の話ですよね。炎症を起こして、鼻先からプロテーゼが飛び出してきてしまう失敗例なんかもwebで画像を見て怖くなったんですけど。それを再建するのは難しいですか?

三苫先生「鼻の先の形がいまひとつ難しかったりします。突き破る問題が起こりやすいのは、L字型のものが比較的多く、現在は、I字型プロテーゼが人気です。もし他院でL字型プロテーゼを入れられた患者さんがいらして、異常を感じたら、突き破って出てくる前に早めに出しますね。一回抜いてきちんと再建するか、抜いてそのまま様子を見るかはその場の判断で」

――施術後に違和感を覚えたら早めに受診することが大事なんですね。プロテーゼは鼻の穴から入れるんですか?

三苫先生「それが一般的ではありますね。眉間の上、眉頭まで高くしてしまうと、男顔になりますので、左右の目の中心から一直線になっているところから高くなるように入れると一番綺麗と言われています」

――いったんプロテーゼを入れたら、もうそれでおしまいですか?

三苫先生「基本的にはそうなんです。たまに鼻の皮膚が薄い方だと、お年を召してさらに皮膚が薄くなって少しプロテーゼが浮いて見えてくることもあるので、そういう場合には抜きます。でもプロテーゼは数十年入れたままにしておいて大丈夫なものですので、注入系と違って、数年おきにメンテナンスをしなくて良いという利点はあると思います」

――ボールが当たって曲がったりとか、しないんですか?

三苫先生「通常、ボール程度のものでしたら変形しないですね。堅い皮膜で覆われるので、普通に生活していただければ大丈夫かと思います。自動車事故に遭うなどで外傷を負ったらさすがに折れるかもしれませんが、それは本物の骨だって折れますよね。だからもう、骨だと思って、一生お墓まで持っていって、燃えていただいて構わないです」

――鼻やアゴは、ヒアルロン酸でも高くしたり尖らせたりできるそうですが、プロテーゼと違う外見的な特徴が出たりしますか?

三苫先生「鼻は眉間のあたりが独特の広がり方をしますね。鼻の場合、ヒアルロン酸だけではなく、鼻中隔延長術や鼻尖形成術でも平行して行う方もいらっしゃいます」

――顎に関しては、最近、尖った方が人気だなと思っているんですけど。特に韓国っぽいメイクを好む方は、男女問わず尖りアゴという傾向を感じています。アゴは削らなくとも尖らせることができるものですか?

三苫先生「ヒアルロン酸を注入して、ボトックスでアゴの細かい梅干ジワを除去するとそういった形に整形可能ですね。ただ、可能じゃない時もあります」

――可能じゃない時?

三苫先生「皮膚がすごい厚かったりとか、もともと唇に対してアゴが極端に凹んだりしている場合には、ちょっと注入物だけでは対応できないかもしれません。それに、ほんの少しアゴを尖らせたり鼻を高くしたくらいで美女になるような方は、もともと顔のバランスが整っていて可愛いんですよ」

――もっともですね。

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