社会

「ミスコン」と揶揄される港区議選の女性立候補者たちを調べてみた

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・橋本じゅり氏

 区議選初挑戦の橋本じゅり氏。「笹秀樹里」、「堂園樹里」という名前でタレント活動をされていたようですが、立候補を機会に「橋本じゅり」と改名されたようです。

 『元気と笑顔の連鎖』という題で、5つの政策を掲げています。特徴的なのは、「直接民主型政治」の実現と「食の安心・安全」でしょうか。前者は所属している「日本を元気にする会」がその実現を目標としています

 後者については、代表取締役を務める「株式会社ワールドジョイ」が、飲食店舗運営や新潟で米を生産しているところからきているのでしょう。日本を元気にする会で行われたインタビューでもそうした発言をしています。しかし、このインタビューだと、具体的に何をどうしようとしているのかはあまり見えてこない……。

 さらに気になるのが、プロフィールに「「千葉ロッテマリーンズ」のマスコットガール活動の年に47年ぶりの優勝をした事で「勝利の女神」と称される。」と書かれている点なんですよね。あまり野球について詳しくはないのですが、これが2005年のリーグ優勝を指しているのであれば、その前の優勝は1974年ですから、47年ぶりではなく、31年ぶりでは……?

・やなざわ亜紀氏

 さて、女性候補者はまだまだいるのですが、キリがなくなってしまうので最後にしましょう。2期当選を目指すやなざわ亜紀氏は、一期当選後に離婚を経験され、現在はシングルマザー。

 お子さんが生まれてから、待機児童問題に関心を持つようになり、議員になることを決意されたそうですね。

 どんな実績があるのかな、とサイトをのぞいてみたら、とにかくいろいろ並べられています。今回、港区議選に出馬する現職の議員のサイトをひたすら見てきましたが、やなざわ氏も掲げている「待機児童問題への取り組み」は多くの議員が実績として掲載しているんですよね。区としての取り組みと、議員としての取り組みはわけてもらえると助かる。精力的に働きかけた議員と、条例案が提出される頃になってちょっとお手伝いした議員だったら、やっぱり前者を強く応援したいですよね。

 高齢者が安心して暮らせる街づくりや、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を受けて、経済面での取り組みも掲げていますが、やなざわ氏も今まで取り上げてきた候補者の多くがそうであったように育児問題に特に精力的でした。ご自身のご経験を踏まえているのか、ひとり親家庭の支援を充実させたい、ともあります。あれもこれも書いておけば、とりあえず何かしら引っかかるだろうという戦略なのでは? と邪推したくなるのですが(再開発を掲げながら、昔ながらの商店街も守りつつ、緑豊かでな街づくりって、とても難しいと思うんだけど……)、今後の活動を見守って行きたいものですね。

 港区住民でもないのに、ミスコン騒動をきっかけに、港区議選について調べてみました。港区に限らず、区議選は多くの候補者が出馬するため、全ての候補者をチェックするのは難しいかもしれません。ただ、気になる方を数名だけでも見てみると、住んでいる地域の課題が浮き彫りになります。中には国政のことばかり考えている候補者や、「それは立候補している自治体の課題ではないよね……?」という政策を掲げている候補者も。

 ちなみに港区議選の候補者の一覧はこちらで見ることが出来ます。こういうページを用意していない行政もあるので、とても助かりますね。女性議員がなかなか増えない日本の政治ですが、こうした先人たちが、女性が立候補しやすい社会へと変えてくださることを期待しています。
(門田ゲッツ)

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