
Twitterより
カンヌ国際映画祭隣接のナショナル・パビリオンでも日本が展示・プレゼントしたカプセルトイ「コップのフチ子」。おさげの成人(たぶん)女性“フチ子”が、OL制服を着用した姿で様々なポーズをとっている小さな人形のシリーズで、マグカップやグラスの“フチ”に掛けることができます。男女問わず、フチ子ファンは多いですね。一方で、フチ子は膝丈スカートを履いているのでパンツがチラッと見える点や、制服OLを愛でる感性そのものなどを「気持ち悪い」と評する声もなくはありませんでした。
しかしフチ子がバカ売れしたことは事実。ジャパンパビリオンで国際的なジャパンカルチャーPRの一部を担わされたことも事実です。で、個人的にはフチ子になんにも興味関心を抱いていないのですが、最近フチ子を意識してリリースされた「コップのカドでグリ美ちゃん」なる商品に対しては……無関心でいられませんでした。だってテーマが明らかに女児のカドオナニーなんですもの。
発端は2013年夏に漫画家の田中圭一さんが、Twitterで「スマホのカドでグリ美ちゃん」というフチ子を模したキャラのイラスト案を提示したことのようです。そのときの田中さんの案では、コップにつけるアイテムではなく、スマートフォン・イヤホンジャック用アクセサリーフィギュアでした。「グリ美ちゃんは元気な小学4年生」「スマートホンに登ったりまたがったりしていたら…あれ? なんだろう? この感じ…」「少女の目覚め、その瞬間がスマホ用フィギュアに!」。タイプとして提案されていたのは、押しつけグリ美ちゃん、すりつけグリ美ちゃん、またがりグリ美ちゃん、しがみつきグリ美ちゃんなどでした。発案は田中さんのアシスタントで“どロリコン”の方だそうです。
それから2年近く経過しまして、この5月、スマホアクセサリーではなくやはりカプセルトイとして、「コップのカドでグリ美ちゃん」がリリースされました。ポージングは初期案でいうところの「押しつけグリ美ちゃん」タイプ一種類で、4色展開のようです。ちなみに短いスカートでお子様パンツは丸見えです。ネット通販以外に、ヴィレッジヴァンガード上野マルイ店のガチャガチャフェア会場等でも大人気販売中とのことです。
ただのオモチャですし、児童ポルノだーとかは言いたくないのですが、「同人即売会か通販だけでやってくれないかなあ……」というのが本音です。ガチャガチャマシーンの品物として、アダルトショップ以外の場所で店頭に並んでいるのが不思議になります。当方、31歳女児持ち。娘が2歳の一時期、眠いのに眠れなくてグズッたときや、不愉快なことがあったりしたときに、「おいおいソレ、床オナじゃないの!?」という動きをしていたことがありました。保育園の先生にも「最近、たまに園でも自慰行為してます」と指摘され、面談で「えーと、親はこういう場合どうしたらいいですかね……」と話し合いました。こちらが過剰反応して子供を怯えさせたくはなかったですし、「絶対にやっちゃダメなことなんだよ!」とも言いたくはありませんでした。だって、絶対にやっちゃダメなことでは決してないじゃないですか。子供を自己嫌悪に陥らせたり、性的に抑圧することは避けたかったのです。
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