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「恋するように健康になって欲しい」練馬区の健恋7係プロジェクトはなぜ炎上した?

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批判の対象は「練馬区」

 以前、批判の際には「主語」に気をつけたほうがいいと思う、といった旨の記事を書きましたが、健恋7係プロジェクトに対するSNSでの批判は、「練馬区」に対するものが多く、「これだからおっさんは」的な批判はあまり見かけませんでした。

 このプロジェクトが、男性によるアイディアなのか、女性によるアイディアなのか、その実態はわかりません。ステレオタイプな男性職員が、「女性はこうあるべきだろう」と考えてしまったのかもしれませんし、あるいは個人レベルで「キレイで健康でありたい」と考える女性職員が、本プロジェクトを推進したのかもしれません。

 練馬区は博報堂社員と、任期付きの職員として2013年4月から2年間の契約を結び、練馬区へのアピールを行っています「東京・練馬は『親しみをベースに』 元広告マン区職員に」。また、都政新報の「恋するようにドキドキ・ワクワク/健恋7係奮闘中!」によれば、

「練馬区の広聴広報課には、広告代理店出身の『ねりまプロモーション係長』がいる。我々は、ポスターやチラシなど様々な広報を行う際、係長にアドバイスをもらう。係長からGOサインが出れば、健康推進課長の決裁も太鼓判付きで一発OKとなる」

 ともあります。 ちなみに練馬区のチラシによれば、「健恋7係」のプロジェクトメンバーは全員女性です。

 犯人探しは望ましいことだと思いませんが、以上からわかることは、どの課が、どの性別が、どの年齢が、このプロジェクトを推進し、広報戦略を決めたのかはわからないということとです。ここで大切なのは「わからない」ということ、そして、いずれにせよ「練馬区がこのプロジェクトを行った」という点だと思います。

 フリーペーパーは冬に第二号を発行する予定だそうです。練馬区健康推進課のtwitterを見る限り、批判はちゃんと届いています。どのような内容になるのか、期待して待ちたいと思います。
(水谷ヨウ)

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