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「もし職場で男性が女性のように扱われたら?」露骨に姿を表す、職場のあるある違和感

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男性の表情…。

男性の表情…。

 そして、女性上司から男性部下に「子どもは誰が面倒みてるの?」「今は仕事のプライオリティは低くなった?」

 これも、日本でもよく目にする光景ですよね。各自の事情を確認することなく、「子育て=女性の仕事」と決めつける。家庭をもった女性はさんざん「仕事と家庭の両立」について「本当にできるの?」と聞かれる一方、男性がこういった質問をされるのを見たことがなかったので、このシーンは新鮮で、いかにこの社会において、「子育て、家の仕事=女性の仕事」という思い込みが強いかを実感させられます。(もちろん逆もまた然りで、「お金を稼ぐ=男性の仕事」というプレッシャーに苦しむ男性も多いと思いますが……)

会議室は戦場

会議室は戦場

会議の席で

男性「(自信がなさそうに)リストラクチャーしては……」
女性1「(自信満々に、男性の発言にかぶせる)私にアイディアがあります。リストラクチャーしては?」
女性上司「(女性1に向かって)良いアイディアね!」

 これは少しデフォルメした例ですが、ここで表現しようとしているのは、女性は男性に比べて自分を過小評価しがちで*、その結果、会議でも発言を控えたり、自信がなさそうに発言する傾向にあり、それによって評価が下がってしまうという問題です。

 実際私も、会議で発言することが難しいと感じることがよくありますが、このシーンで、自信がなさそうに発言した男性が、自信満々の女性に手柄を奪われるのを見て、伝える内容に加えて、伝え方の重要性をしみじみと感じました。

 いかがでしたでしょうか?

 私はこの動画を見て、「自分は職場で女性だからという理由で差別を受けたことなんてない」と思っていても、こうして男女逆転させると「自分が女として当たり前に受け入れていたこと」で違和感を持つことはたくさんあるのだと気付きました。それはすべて深刻さの差はあれ、性差別的な言動なのです。日本のみならず世界でも、まだまだ社会での意思決定者は男性が占めており、マイノリティの女性は、大なり小なり職場で様々な理不尽に耐えているのだなあと。男性の多い職場で、「彼らと同じように認められたい」と気合を入れて働いていると、ついつい、「もっと頑張らなきゃ」と、自分に厳しくしがちですが、性差を超えて対等に働くとはどういうことなのだろう、とあらためて考えさせられました。

*インポスタ−シンドロームと呼ばれます

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