12人にひとりが乳がんを患うという現実…北斗晶の乳がん告白で、私たちがすべきこと

【この記事のキーワード】

 芸能界には、すでに乳がんを克服した“北斗の先輩”と呼べる女性タレントがたくさんいる。タレントの山田邦子(55)、麻木久仁子(52)、アグネス・チャン(60)、芸人の内海桂子(93)、女優の赤木春恵(91)、樹木希林(72)、倍賞千恵子(74)、歌手の平松愛理(51)、綾戸智恵(58)らは、これまで乳がんを公表し、闘病を経て復帰した。

 9月14日、国立がん研究センターのがん対策情報センターが、全国のがん診療連携拠点病院の登録データをもとに、「がんと診断された場合に治療でどのくらい生命を救えるか」を示す相対生存率の分析結果を発表した。それによると、乳がんの5年生存率は92%という高さだ。乳がんは治療することで生命を救える、「治る病気」である――北斗自身、もちろんそう考えているだろうし、とことん闘うつもりであるはずだ。持ち前のタフな精神と家族らの支えにより、この難局を乗り越えてまた変わらぬ笑顔で芸能界に復帰してほしい。

 最後に北斗がブログに書いたメッセージをもうひとつ。「自分の体の小さな異変を見逃さないで。体は正直です!何かがおかしいと思ったら、その勘は当たってるから」。

 これは、喉頭がんにより声帯を摘出したつんく♂(46)も、喉の不調を訴えてから信頼する医療機関を受診しても「大丈夫ですよ」と見過ごされてきたが、実はがんであったことを踏まえ、自著で綴った「(体の違和感という)自分の感覚を信じてほしい」というメッセージに重なる。北斗は毎年秋に、乳がんの定期健診を受けていたが、一年経たないうちにがんが発生していた。つんく♂も定期的に人間ドックを受けていたが、がんの発見が遅れてしまったことを「自分で不調を感じていたのに……」と悔やんでいる。検査結果を鵜呑みにせず、不調を感じたらとことん追及する気持ちを持つことが大事なのかもしれない。「まさか自分が」などとタカを括っていてはいけないのだ。繰り返すが、がんは「誰でもかかる病気」であり、早期発見で「治る病気」でもあるのだから。

 今もしも「なんとなく体が変……」と感じながら、仕事や家庭などの忙しさを理由に病院へ行くことを後回しにしている人がいるならば、なんとか時間をやりくりして病院に行ってほしいと思う。身近な人間が、それを後押ししてあげることも大切だ。北斗の告白は決して他人事ではない。私や家族は健康なままおばあちゃんになるだろう、などと思わないことだ。
(エリザベス松本)

1 2

あなたにオススメ

「12人にひとりが乳がんを患うという現実…北斗晶の乳がん告白で、私たちがすべきこと」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。