
hitomiオフィシャルブログより
9月21日に『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)でhitomi(39)家族への密着VTRが放送されてから、hitomiの“母としての資質”を問う批判的な意見が、ブチ上がっています。いわゆるバッシングですね。
彼女は2002年に最初の結婚。07年に離婚。そして08年に再婚し、長女(現在は6歳で小学校一年生)を出産しますが、11年に離婚。この離婚に際して、hitomiは「夫は家庭に全くノータッチで、これ以上夫婦生活を続けていくことは困難」とコメントを出していました。
で、昨年。妊娠と再々婚を発表し、12月に第二子長男を出産しました。まだ一歳未満の乳児と、小学校進学という新たな環境&新しいパパと弟というステップファミリーに、少なからぬ戸惑いを覚えているであろう長女の二児を育てる母親なわけですね。
長女妊娠中に、セミヌードなんて生易しいレベルではない、本気の全裸マタニティヌード(乳首も陰毛もすべて曝け出した)を披露したときも、hitomiに対する賛否両論が巻き起こりました。いや、「否」の方が声が大きかったように記憶しています。そして今回、彼女の育児に取り組む姿勢……というか長女への態度について、当時を上回る圧倒的なブーイング。hitomiは自身のブログで「賛否両論あるよね」と書いたけれど、賛否両論じゃなくて明らかに「否」のボリュームが大。
『深イイ話』なる番組をリアルタイムで視聴したことはないのですが、今回のhitomiの炎上については胸がザワついたので、インターネットで番組動画を探して閲覧しました。で、問題にされている「長女への厳しすぎるシーン」を見ました。
hitomiが出演する音楽イベント「a-nation」の本番当日、彼女は家族4人で現地入り。広いバックヤードには、出演アーティストやスタッフ用にケータリングが並んでいます。バイキングみたいなもので、自分でお皿に料理をよそってテーブルで食べる。ホテルの朝ごはん(ブッフェ形式)的なやつです。実際、クロスのかかった丸テーブルがたくさん設置されていて、そこは宴会場のような雰囲気でした。hitomiは家族でご飯を食べていたわけですが、長女が「ママ、ご飯なくなっちゃった」とおかわりをせがんだ時に、hitomiが発した「だから何。自分で取ってきなさい」という言葉がまず第一の“炎上ポイント”となっています。が、この言葉、文字として目で読むのと、実際の番組映像を見ながらイヤホンで聞くのとでは全然印象が違いました。なんというか、普通です。冷たさや厳しさよりは、ややふざけている感じで、子供を突き放しているというのとは違うように思いました。
そして2つめの“炎上ポイント”がこのスグ後にあります。父親が抱っこして揺らし、寝かしつけようとしているものの、寝そうで寝ない生後9カ月の長男に、長女がちょっかいをかけるシーン。hitomiは普通の声色でサラッと「調子に乗んなよ」と言いました。長女はくい気味に「はい」と手を引っ込め、『かなり怒られ慣れているようです』とのテロップが。そして出演時間になりhitomiはステージへ。ステージの模様は、長女らが待つ先ほどの食事処に設置されたモニターからも見られるようになっており、hitomiの昔のPVが流れると、長女はそれを見ながら「ママ前こんな若ババアだったのー?」と笑っていました。
続いてハワイ・オアフ島への家族旅行にも番組カメラが密着。4人は海賊たちと一緒に宝探しの旅に出るという設定のクルージングアトラクションに参加したのですが、海賊たちの容貌やデカい声が怖かったのか、長女がノーリアクションで全然楽しくなさそうなことをhitomiは咎めました。「次もうお部屋に置いて行くよ1人で」(長女「イヤ」と言う)「だったら楽しくしなさいよ。ねえ。みんなの気持ちを乱すんだよそういうの」。そしてその後のランチタイムでも長女はオモチャを部屋に忘れてきてしまったことで拗ねて食事を取ろうとしない。ああ、せっかくの旅行が……。
オーガニック食材のスーパーマーケットで買い物をしたり、全米1位の評価を得たワイナマロビーチで泳いだり、イルカとふれあい体験をしたりと、楽しい思い出も作れたようなので別に他人が残念がることは全然ないんですけどね。最後に、hitomiが何年も日課にしているというバランスボールなどを使ったトレーニングに羽鳥慎一が密着していましたが、これは単純に羨ましいと思いました。そういう体力づくりとか心身のバランスを整えるとか、筆者は子供を産んでからやる時間ゼロなので……(でも産んでなくてもなんだかんだ言い訳をつけてやらないでしょうけど)。
はい、まずは『深イイ話』を詳細にプレビューしました。ネットニュース化された「文章」でのhitomiの態度や発言からはかなり怖いイメージを持っていたものの、映像で見る限りだと「え、フツーじゃん……」という感じです。親子間で普通にありそうなやりとりだったんですよね。もちろん子供に対して「調子に乗るな」という言葉遣いをすることや、海賊アトラクションに怯えているのに「楽しみなさい」と強要するのは、「自分も気をつけよう……」と思わされましたが、でも、hitomiが毒親呼ばわりされるなら、私なんてもっとずっとヤバい劇毒親です。私は4歳の娘がいますが、ああいう(怒り方をしてしまう)場面、子供と一緒に行動する時間が長くなればなるほど、出てくるからです。
品行方正な親でいようと神経を張り詰めている期間が長いほど、ぷつりと糸が切れて「もう子供と一緒にいたくない!」と思ってしまったり。私の場合、先日、シルバーウィークという名の五連休が死ぬほどツラかった……子供にとっても大きなストレスを与えてしまったと思うし、自己嫌悪と後悔と、次の年末年始・九連休への恐怖で今思い出しても涙が出ます。