二重はペンで描けばいい!整形せずとも少しずつ顔は変わっていく

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(UsakoGekoyama)

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 どうして生まれつき美人の人って、顔の毛がちゃんと濃いんでしょう。口元の産毛はきれいに剃っているにしても、眉毛とまつ毛はフッサフサ。おでこの産毛も赤ちゃんのよう。かつて、はるな愛は言っていました。

「本物の女の子って、顔に産毛があるの。でも私は男だからない。しょうがないから、おでこの髪の生え際に、メイクで産毛を描くようにしてるの!」

 おお。その様子をテレビで見ていた私は、共感しました。おでこの産毛ではないですが、「ないなら描けばいい」を実践していたからです。

 私がメイクで描いていたのは、二重のライン。アイドルや読モなんかも、アイプチをしている人はたくさんいるようですが、この糊状の液体にしろ、アイテープにしろ、私にはうまく使いこなすことができませんでした。手先が不器用で工作が苦手だからでしょうか。そういえばつけまつ毛の装着もものすごく下手で慣れませんでした。

 もともと右が一重で左が奥二重のアンバランスな目元をコンプレックスにしていたため、アイメイクもいまいちキマらなかったのですが、大学進学後のある日、ふと「描けばいいじゃん」と思い立ちました。そしてブラウン系のペンシルアイライナーで、「ここにこういう線があれば、いい感じの二重まぶたになるんだけどな~」と思う理想の位置に、その線を描いてみると、なんと! ものすごくしっくり。濃いめのブラウンシャドウを重ねればまったく違和感なし。これでいこう!

 それ以来ずっと二重を描いていましたが、誰からも「それ描いてる?」と指摘されたことはありません。むしろ「本物の二重だと思っていた」と驚かれます。毎朝のメイクのときに適当に描けばいいだけなので、超簡単でラクでしかも日によって幅を調節できるのが良いところ。使用していたのはずっと、「ビボ」のアイフルアイライナーブラウン(02)です。500円以内で二重が手に入る! これはにじみにくく、かといって芯がカタすぎず、しかし折れにくいという、全方位からオススメのプチプラな逸品です。

二重はペンで描けばいい!整形せずとも少しずつ顔は変わっていくの画像1
ビボ アイフルアイライナー2 ブラウン

 そんなふうに二重を描きはじめて10年ちょっと。31歳になったあたりで、それまでパンパンだった顔がげっそりコケました。これが加齢か、と。しかし、加齢も悪いことじゃありません。顔ヤセ現象により、まぶたの肉が落ち、これまで毎朝自分で描いていた部分に、二重のシワが表れたのです!!!!!! それまでペン先で線を描き続けていたので、シワがつきやすい下地ができていたのかもしれません。このまままぶたがくぼんでいけば、おそらく、40代以降で三重になるでしょう。でもそれ、二重とか三重というより、正確にはシワ。悪くないね、このシワ。

 ところでタイトルで「整形しなくとも顔は変わる」としましたが、去年アゴにヒアルロン酸を注入して(ヒアルが入ってるアゴって本当に光るんですよ!)本当にやって良かったと思ってもいるので、美容整形を否定するつもりは全くありません。

 さて、二重ラインが確立した今……もうアイメイク自体、薄くしていきたいなあと思うようになりました。盛りまくりのアイメイクはちょっとダサい、ような気がする(時代の空気)。年齢的に、というか好むファッション的に、がっつりアイラインを引いてマスカラやつけまつ毛をのせるのに違和感が強くなってきました。はいここで冒頭の毛の話に戻ります。生まれつきまつ毛が濃い人って男女問わずいますよね。長さやカールというより密度が全然違う。1本1本数えてみたい、そして自分の本数と比べてみたい。絶対に50本以上は差がある。

 たとえば菜々緒さんの「まつエク」は、本人公開のデザインシートによれば、上左右あわせて170本、下左右で70本とのこと。片目につき上85本下35本、実物のまつ毛よりも黒く太く長くカールのついた「毛(=エクステンション)」をのせているということですね。密度の濃いまつ毛で目が縁取られていると、自然のアイライン効果が生まれます。今は老いも若きもまつエク愛好者が花盛りだと、毎日渋谷へ通勤している私は実感しているのですが、しかしエクステも地毛がきっちり生えていなければ装着できません。もともとの本数が少なくて密度が薄ければ、つけられる本数もやっぱり少なくなります。私は地のまつ毛が薄く本数も多くはないようで、過去に数回エクステをつけにいったサロンでは、いくら「つけ放題コース」だとしても、片目上50本下20本くらいしかつけられませんでした。それ以上つけようとすると、化け物的なオーラをまとうことになる。本物の目とエクステがあわなすぎて違和感半端なくなっちゃうわけです。望んでそういう強めドール的なオーラを出したい場合は別にいいというか目論み通りなんでしょうが、こちらはそういうデザインを希望しているわけではなく。なんとかして地毛をもっと生やしたい! どうすればいいのか……次回「まつ毛を生やす」について考えます。

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