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経歴詐称のショーンK事件、「見た目と経歴重視」思考停止のテレビ業界こそが恥!!

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 ちなみに、日テレとTBSは「川上批判」に積極的だが、コメンテータに起用していたテレ朝、そして『ユアタイム』という大型新番組のメインキャストに抜擢していたフジは、明らかにバツが悪そうでほんの少し触れるだけにとどまっている。これまでさんざんメディアが持ち上げてきたのも、川上が公表していた経歴を有り難がって、“この人のコメントは信頼できるはずだ”と判断してきたからだ。コメント内容そのものではなく、「誰」が言ったか、しかも「どんな肩書き」の「誰」が言ったかを重視していることがはっきりした。結局、川上に騙されてきたテレビや経済誌の“情報通の業界人”たちは、人を外見と経歴でしか判断できないのだ。この恥ずかしい事実が露見してしまったことこそ、本事件の最大のポイントだろう。

 川上は、ウソの経歴を掲げて、テレビ映えのするビジュアルで、分かりやすく、当たり障りのないコメントを発し、メディアのニーズに応え続けてきた。メディアや視聴者が求めるものが何なのか川上は本能的に理解していたのだろう。ある意味、仕事のできる男だともいえる。2000年からラジオパーソナリティーとしてビジネスをテーマにした生放送を15年も続けてきたこと自体は、まず事実。臆することなく報道番組に出演していた裏では、時事ネタなど幅広い情報を頭に叩き込む努力もしていただろう。雑誌やwebサイトのインタビューに応じれば、「世界各国で経営戦略コンサルタントとして働く傍ら、海外との取引に従事するクライアント企業担当者など多くの日本のビジネスパーソンに英語でのビジネスコミュニケーションを教えているショーンKさん」「日本国内外合わせて600社以上の経営コンサルトを経験してきたショーンKさん」等とさも高名な人物であるかのように紹介され、堂々と「日本人はもっと~~すべきだ」といった論をぶっていた。もちろん、「私は小学校5年生の時にアメリカから日本に来て、それから日本語を必死で覚えました」「スイスの研究機関で講師をしていたときに~」等々、嘘をべらべら織り交ぜながら。彼の地頭は、相当に良かったのかもしれない。

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