待機児童問題、批判的な議論「育児で輝けば」「夫の三歳児神話」「なぜ0歳で入園?」

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「ニュースを見て思ったこと~保育園待機児童問題~」

 年齢、性別不明のトピ主からの素朴な疑問シリーズ。認可保育園の細かいルールに関してだ。

「保活として、『育休を繰上げて0歳から預けるのは当然』との言葉を目にしました。例えばですが、0歳枠が10人として、1歳枠は11人。新規で入れる枠は1人だから1歳から初めて入園するのは難しいとのこと。これ、待機児童を増やす原因ではないでしょうか?

 先程の園の規模なら0歳枠を5人にしたら、1歳枠を16人取ることができるのではないでしょうか? あぶれるはずだった1歳の児童5人分確保できますし、新規枠も11人なので1歳からでも入りやすくなります。また、0歳児は3人に1人保育士が必要ですが、1~2歳児は6人に1人でいいので、保育士不足にも有効なような」

 ん? この例で、0歳枠を5人にしてしまうと、1歳枠が16人ではなく6人では……。

「もちろん0歳から預けなくてはいけない職種の方やすぐにでも働かないと生活に困る方もいるとは思いますので、そういう方のための0歳枠は必要でしょうが、会社での席と保育園の席の確保のために0歳から預ける人が減れば、少しでも待機児童緩和に繋がらないかなーと思いました」

 トピ主の言いたいことは何となく分かった。0歳児の定員を減らすこと、1歳児クラスからの保育園を増やすこと、これが待機児童問題解消につながるのではないか、という話のようだ。しかし、0歳児の定員を減らしても待機児童問題は改善されないだろう。より狭くなったパイを巡って争いが熾烈になるだけである。それに、ひょっとしたらトピ主は保育園のクラス年次について勘違いをしているかもしれない。

 コメント欄で丁寧に説明してくれている人がいたが、0歳児クラスに入るのは、その年の4月1日時点で0歳の児童である。2016年4月の入園を例にしてみると、0歳児クラスの対象となるのは、2015年4月2日~2016年4月1日生まれの子どもたちである。昨年4月に生まれた子は、まもなく1歳の誕生日を迎えるが、0歳児クラス。今年3月に生まれた子は、新生児だが0歳児クラス(※生後何カ月からの預け入れが可能かは、自治体や園ごとに異なる)。で、昨年4月に出産した働くお母さん方の多くは、今年4月の0歳児クラス入園まで育児休暇をとっていたわけで、もう育休ほぼ一年。職場の規定上、これ以上休めない人が大半だろう。

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