「キラキラママ♪」を諦めた眞鍋かをりの潔く賢い舵取り

【この記事のキーワード】

 そんな眞鍋は、あくまでも“ママタレ側”ではなく、“一般読者側”に自分を置こうと試みている。コンビニの雑誌コーナーに陳列される「ママ向けファッション誌」を見て、『洗練されたファッションに身を包み、子どもの手を引いて幸せそうに笑うママさんモデルたち』が放つ。『「子育ても仕事もオシャレも! ママだって女を楽しんでます!」感が充満しているではありませんか』と怖気づく。そして気付くのだ。『子どもを産む前だってろくにネイルもやってなかったし、おしゃれカフェだってめったに行ってなかったじゃん!』。

 彼女いわく、『‟ママ”という共通点だけではくくれない』。同じ女性であっても、ズボラで適当メイクで酒好きで髪を伸ばせない眞鍋と、キラキラ小物を好み長い髪を巻いてネイルやオシャレを楽しもうとする女性たちはそもそもジャンルが異なり、「ママだってかわいく!」を標榜するのは後者なのだから、自分は惑わされずに変わらずいれば良いのだと。

 よその「ママ」と自分とを比較せず、『意識的に「ママ」というバイアスを外してみる』ことを覚えたという彼女は、見た目うんぬんだけでなく、「ママ」だからといってすべてのママがテキパキ要領よく家事の同時進行ができるわけじゃない、得意と不得意があるのだと説く。他人と比べて自信をなくし落ち込む必要はないことに、早くも思い至った眞鍋はこれから先も、「キラキラを競うママタレ市場」には参入しないだろう。むしろ、文化人枠で活躍する小島慶子の路線で活躍していくのではないだろうか。それがきっと彼女の得意分野でもある。
(清水美早紀)

1 2

あなたにオススメ

「「キラキラママ♪」を諦めた眞鍋かをりの潔く賢い舵取り」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。